コースとアラカルトの違い
※AIに文章をフォーマルに変換してもらったらなんか優しい口調になった笑😂
最近のレストランは予約が困難な店でも、
コース料理とアラカルト料理を混同している場合が多く見受けられます。
そして、お客様もその違いを理解して食事している人が少ないという残念な状況です。
文字に起こしても伝わりにくいですが、
アラカルト料理だけを並べてもコース料理にはなりません。
コース料理には繋がりが必要ですが、
逆に繋がり過ぎているといけません。
ストーリーがあることが重要ですが、
ストーリーがあり過ぎると各料理の個性が失われます。非常に難しいですね。
私も毎日反省し悩んでいます...。
一品の美味しい料理を作り並べるのは簡単ですが、コース料理にする場合には強弱が必要であり、抜き感も必要です。
抜き過ぎると美味しくないと思われます。
ボクのイメージとしては、オーケストラのように料理を組み立てる必要があると考えています。まあ、オーケストラについては詳しくありませんが(笑)。
ただメインだけでもダメですし、単品の集まりだけでも満足できません。同じリズムでもダメで、波打つ様に尻上がりに。
そして何より、お客様も一緒に食事を楽しみながら料理に向き合える空間でなければ、美味しさは共鳴しません。
同じ料理でも、コースのどの位置に配置するかによって味やアプローチを変えることがあります。
最近では、そういった料理のプロセスを自慢げに説明するレストランが増えていますが、私はそうはしません。
頭で食べる料理ほど情けないことはないと思うからです。
オーケストラを聴く際に、わざわざ技術的な話や優れた点を言いませんよね。
お母さんが愛のある料理を作って技術的な事は言いませんよね。
何を感じていただけるかが大切だと思います。感じ取る琴線を持ち合わせていなければ、そのお店とは合わないで良いのです。
私たちの仕事はエゴイストでなければなりませんが、自分のエゴを押し付けるとただのマスターベーション、自己満足になってしまいます。
私は職人であり続けたいですが、バカにはなりたくありません。
ソリが合えば、アンコールにも応えたくなりますし、予定していない対応もしたくなることもあります。
それが相性であり、そこにプライスレスな愛のある料理が生まれるのです。
#takamasa
#渡邊将史
#飲食店の社会的地位の向上が最大の目的理由
#食は心を育てる物礼節の学び場
#今のままでは日本の食文化やレストラン料理人が育たない
#オーナーもお客様もルールの上に成り立つ
#お山の大将を無くし
#料理人の前に人としての当たり前をしなければ変えられない