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「高く売る」ための経営7策
1. 付加価値の原点は「ハンドメイド」=自動化に付加価値は宿りにくい。
どこにでも売っている、誰にでも買えるものは基本的に2極化していく。大量に生産することにより単価を限りなく下げるタイプと、大量には作れないがハンドメイドで高品質なもの。
「高く売る」ということが目的になる場合は当然後者だ。
2. 顧客はコストをかけて創る=ファンをつくる労力と費用を惜しまない
言葉を言い換えるなら「インフルエンサーを見極める」という事なのかもしれない。本当に自社サービスの「信者」となってくれる人であれば、広告宣伝費に代わるコストを投入しても十分なリターンがあるはず。
また勝手に顧客は「信者」にはなってくれない。「信者づくり」にはそれなりの労力とコストをかけなければならない。
3. コスパではなくバリューを追う=脱価格競争
顧客の購買判断理由の中で「価格」軸の優先順位をできる限り低くすること。価格に代わる軸とは、「職人技」、「ストーリー」もしくは「唯一無二」。
4. 売上高人件費比率は気にしない=重要なタッチポイントにエースを
為替レートの差を利用したオフショア的労働力調達は、「高く売る」という目標においてはもう意味はない。顧客と対面するタッチポイントに惜しみなくエースを投入しなければバリューは出ない。
5. 内部留保は溜め込まない=未来に投資し続けないと企業は死ぬ時代
6. 成長率は低くても構わない=成長よりコア事業の付加価値向上
7. 研究開発への投資を惜しまない=競合優位性の源泉
「安くないと売れないもの」より「高くても買ってもらえるもの」のどっちに関わりたいか?と言えば間違いなく後者。
そしてこの7策全てに関わるのが「人間力」。これから数十年のビジネストレンドは、原点回帰「人間力」の時代なのではないかと思う。