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浦項遠征

今回は先日、韓国の浦項で行われたACLEの浦項スティーラーズ戦を観に行ってきたので、忘れないうちに色々書いていこうと思う。個人的にも今回の浦項遠征が初の海外だった。
9月にブリーラム、10月に蔚山とあったがどちらも仕事の都合もあり行けなかった。念願の海外遠征だ。
公式のツアーもあったが高かったため個人で手配した。

事前準備
パスポートは10月の蔚山にもともとは行くつもりだったため、既に取っていた。
飛行機に関しては、Skyscannerを利用。

今回は関空⇔釜山でエアプサンを利用した。一泊二日だったため手荷物を預けることもなかったが、無料で手荷物を預けることができるのはありがたい。
ソウル経由でもKTXを利用すれば浦項に行くことは可能だが、今回は釜山の金海国際空港を利用した。

一時間半で着くため、北海道に行くよりも近い。
次にホテルは、Booking.comを利用した。

帰りのことも考えて浦項のバスターミナル近くに取った。値段も5800円と安価だった。

インターネットに関してはTrip.comのサイトのeSIMを利用した。二日間で無制限のプランで約500円と安い。実際韓国で使用した感想は、初めてのこともあり無制限にしたが、2Gもあれば余裕でいけた。

一日目
遠征の始まりだ。まずは関空に向かう。国内線のフライトは何度も利用したが、国際線のフライトは初めてだったため、三時間前に空港に到着。すぐにチェックインが出来るのかと思いきや二時間半前からしか受け付けはできないらしく、空港で時間を潰した。時間が経つにつれて同じ目的であろう人もだんだん増えてきた。ユニフォームを着ていたり、グッズを身に付けていたため一目でわかった。こんなにもいるのかと思ったし、心強かった。
チェックインを済まし保安検査も無事に通過。あっけなく終わりこんなもんなんかとなった。
搭乗時刻まで朝ご飯を食べるなどだらだらと過ごし、いざ搭乗。

座席はLCCって感じ。機内サービスも特になかったが、事前にダウンロードをしていた動画をみていたら一瞬で着陸した。

このモニュメントはカモメの「プギ」っていうらしい

空港に到着後、入国審査を受けて無事に入国。
まずはeSIMを登録しようとするもQRコードが読み込めない。これは困ったとなり手入力で打ち込んでなんとか接続。あとで聞いた話だが、この設定は出国する前にやっておいたほうがいいらしい。
無事にネットワークも繋がっているし、大丈夫だと思っていたが、それでも不安になりもう一度設定を見てみるとeSIMではなくもともとのSIMで設定されたままだった。時間が経ってから気づいたせいでデータ通信料を取られてしまった。今後の教訓になるなと思った。
いきなりアウェイの洗礼を受けた感じになったが、まずは腹ごしらえだと空港飯を食べる。

まったくわからん

韓国っぽいものを食べた。日本円で1800円。パネルは韓国語だけなのかと思いきや日本語設定もあったため、無事に注文。
腹ごしらえも終えて空港から浦項までのリムジンバスがあるということで予約をしにいくも問題発生。乗りたかったバスが満席なのだ。これはどうしたものかと他の方法を調べるも、バスが一番最短っぽいということで空いていたバスを予約。

日本語表記ありがたい
英語も書いてるからなんとなくわかる

ギリギリにはなるけど、試合開始にはなんとか間に合いそう。値段も14900ウォンと日本円で1490円と安い。韓国のウォンは、日本円に0を一つ足すだけでいいので計算しやすい。
そんなこんなでバスをとったもののまだまだ時間が余っているということで、色々やることを済ましたり空港探索をする。
まずは日本円をウォンに両替しようと思い、両替機のところに行くも両替できない。日本円の新札は使えないらしい。「ほとんど新札しか手持ちにないぞ」と思ったが、カウンターに行ったらちゃんと両替できた。
続いてT-moneyカードを空港のCU(日本でいうコンビニ)で購入。SuicaやICOCAのようなものでこのカードがあればコンビニでの買い物や電車、バスに乗ることもできる。

T-moneyカード

色々散策もしたりしたが、それでも時間は余る。動画を見たりしながら時間を潰しているとようやくバスが到着。
結局、空港には三時間近くいた。(どんだけおるんや。)

浦項って書いてるから一目でわかる

到着早々、アウェイの洗礼を受けたわけだが空港をようやく出発。

道中は何事もなく、一時間半ほどバスに揺られ浦項のバスターミナルに無事に到着。

浦項バスターミナル(暗かったから翌朝撮ったやつ)

ターミナルに到着後は、すぐにスタジアムに向かってもよかったのだが、ホテルがバスターミナルの近くで、まだ時間に余裕があったため、ホテルのチェックインを先に済ました。

アップルツリーホテル

名前的にラブホなんじゃないかとも思ったが、部屋に入ってみると普通な感じで安心した。床には床暖が付いていて、韓国では床暖の付いているホテルが多いらしい。フロントの方も日本人だとすぐに分かったらしく簡単にチェックインを済ますことができた。

荷物を置いていざスタジアムへ。

調べてみると空港からきたバスターミナルの近くに市バスのバス停があり、そこからスタジアムの近くまでいける。

何が書いてるかまったくわからん

900番か306番に乗ればいけるっぽい。(ヴィッセルの公式サイトに書いてた)「ポスコ本社前」か「Pohang Steel Yard」で降りればすぐだ。

とにかく900番か306番のバスが来るのを待つことにしたがなかなか来ない。
ようやくバスが到着し、バスに乗車。空港で購入したT-moneyカードで乗車することが出来る。目的地に着くのか不安だったため地図とにらめっこしながらだ。
バスに乗っていて思ったことは、めちゃくちゃ荒い。停車するときにまだ動いているのにドアが開くし開いたまま出発してる(すぐ閉じるけど)。

約15分バスに揺られると「ポスコ本社前」に到着。ここで浦項スティーラーズのサポーターが降りていったのでそれについていく形で降車。
その後も後ろについていくとスタジアムに到着。バス停からはわりとすぐだ。

Pohang Steel Yard
出店も何店舗かあった

まずはチケットを買うためにチケットカウンターに。アウェイ席が1700円と良心的だ。(クレジットカードで買えた。)

ACL仕様

アップも始まっていたため、すぐにスタジアムに入場。

ピッチまで近い。芝は荒れていたが、いいスタジアムだなと思った。ただ座席間隔が狭く、ジャンプしようとすると膝が前の座席に当たりそうになる。

試合は1-3で敗戦。試合内容も気温も寒い試合。

試合後は、行きに乗った市バスでバスターミナルに戻る。こんなときは飯をたらふく食うにかぎると思い、とりあえず荷物を置きにホテルに戻るとたまたまいた神戸サポの方に声をかけられ、一緒にサムギョプサルを食べに行くことに。(旅の出会いに感謝)

行き当たりばったりで入ったもののなかなか美味しかった。結構飲んだりもしたが、4人で1人あたり2500円。また浦項に行く機会があれば行きたい。
話をしていると1人の方と共通の知人がいるということで話が盛り上がり、世間は狭いなと思った。

食事後、コンビニによってホテルに戻りシャワーを浴びてくつろいでいると、SNSがなにやら騒がしい。
韓国で戒厳令というのが出ているらしい。
何のことだか分からず、テレビをつけてみるとそのニュースばかりしている(何言っているのかわからないけど)。色々調べてみると、最悪の場合出国できないらしい。
考えても仕方ないなと思い、とりあえず寝ることに。

二日目
朝起きると戒厳令は解除されていた。外出も控えるようにと出ていたため一時はどうなることかと思ったが、無事に帰国できそうだ。
帰りのリムジンバスを予約するために朝一でバスセンターへ向かった。
気温を見てみると朝は0℃とかなり寒い。
夜に食事を共にした方に話を聞くと、前日でもバスセンターの券売機で翌日分のチケットを買えたみたい。(買い方がまったくわからなかった。)満席になっても困るため朝一で購入した。

一旦ホテルに戻りチェックアウトを済ませた後は、前日に食事をした方々とカニを食べに行こうと話をしていたため、タクシーで目的地に向かった。
浦項はカニが有名らしい。

カニ道楽みたい
九龍浦の漁港

タクシーを降り、少し歩くと市場があり、カニ以外にも様々な海の幸が並んでいた。店内で食事できそうなところも多くあった。
店の人に食べるカニの量を言うとその場で茹でてくれる。
今回は三キロで注文した。

カニが大量に並んでる
お通し
茹で上がったカニ

五人で食べたが十分すぎる量だ。〆でカニ雑炊も作ってくれた。これだけの量を食べて一人当たり3000円と安い。
食事が終わった後はタクシーを拾いバスターミナルへ。二台のタクシーで戻る予定だったが、ドライバーの人が「一台でいけるよ」と言ったため後部座席に四人乗って戻ることに。運転も140キロで飛ばしてたため、バスだと一時間ぐらいかかるところを30分ぐらいで到着した。そのおかげもあって、時間に余裕をもって到着することができた。
二日間で割と浦項を満喫できたんじゃないかと思う。
リムジンバスが到着し金海国際空港に戻る。
空港到着後は時間もあったため空港のカフェでのんびりし、無事に保安検査も通過。お土産も購入して搭乗ゲートに向かう。
戒厳令の影響もなさそうだ。

ということで、1時間半ほど飛行機に揺られ無事に帰国。
関空到着後はりんくうタウンで晩御飯を食べて帰宅。

今回の遠征で、初の海外遠征をしたわけだが、他の国にも行ってみたいとも思ったし、韓国は日本からも行きやすく日本語も案外通じたりするのでおすすめしたいと思った。あとこの時期の韓国はかなり寒いため防寒は必須だ。

試合に負けたのは心残りのため、次回海外遠征するときは勝って帰りたい。

では今回はこの辺で。

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