上海駐在物語 吉野家
どうも!高倉JB珈琲のらいです。
お笑い芸人もしていませんし、絵本作家もしていませんし、国内最大のオンラインサロンの運営もしていません、アルバイトをしながら高倉JB珈琲で自家焙煎のオリジナルブレンドのコーヒー豆を通信販売(powered by BASE)で販売しています。この記事は、コロナで卸の売上が無くなり、個人様向け(←飲食店さんの方が私より厳しい状況)にシフトを切替えてゼロからどのように起ち上げていくのかを記録するために書いています。
昨日はパートの方が急遽お休みになり、私の仕事も半ドン(←今この意味分かる少なくないですか?)になってしまった、らいです。お陰で溜まっていた自分の仕事の整理をする時間が作れました。本も読んだし、以外と充実させることが出来ました。
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さてそんなこんなで、今日の本題です(←昨日の記事はココ)
いきなりですが、私が上海で知り合った友人がいて、彼は私のことを「先輩!先輩!」と、ただの年上という理由だけでいろいろと気に掛けてくれていました。彼と私は全然違う業界なので、お仕事で絡むことは無かったのですが、プライベートでは食事や飲みによく行く友達でした。彼は上海現地法人のCEOをされているような有能な方だったんですが、その彼が私が上海で暮らしていた部屋を引き払うタイミングで引越しするので荷造りが忙しいと食事中に話始めました。彼が今住んでいる所と会社があまりに遠くて不便なので、会社の近くに引越しをすると…。
私は、「で、明け渡しする部屋の掃除はどうしてるの?日本なら綺麗にして大家さんに確認してもらうやろ?」
彼:「いや、全然してませんよ。こっち(←上海)では掃除もゴミもそのままで良いらしいですよ」と言ったもんだから、
私:「それはやめとけ!ここでは日本人も外国人として見られている。日本人も他の外国人と同じようにしても良いかも知れない。でも、日本人なら日本人らしく、お借りしていた部屋をお返しするのだから、綺麗にしてゴミも自分で処理をして返すのが日本人の心と違うか?俺は、そうした。そうしたら、大家さんは、『次にお貸すのは日本人にします』と言ってくれた。それでも、そのままにするならそれで良い。でも、こんな日本人(←私のこと)が上海に一人ぐらいおって、その一人が中国人の方に『次にお貸しするのは日本人にします』と言ってくれたら、良い循環が生まれると思わないか?」
彼:「先輩!勉強になりました!明日スタッフを自分の部屋に呼んで掃除させてめちゃくちゃ綺麗にして返します!」
私:「いや、スタッフを巻き込むのはどうかと思うで」
彼:「いや先輩、これは彼らに見せるためです。日本人は借りた部屋を返す時は綺麗にして返すということを見せるためにやります。という大義名分で自分では到底間に合わないからですけど 笑」
私:「(お前)らしいわ!笑」と彼が本当にそうしたかどうかは確認していないが、もし彼が実行してくれていたなら、上海に少なくとも2人の大家さんは、日本人に対して『悪い印象』は持っていないと願っています。
かなり横道にそれたが、そんな私が暮らしていたマンションの近所には大型ショッピングモールがあり、その中のフードコートになんと『吉野家』があった。土・日の休日は、マンション周辺で食事をしていたのだが、そのショッピングモールはいつも人がいっぱいだったので、人混みが苦手な私はあまり行かなかった。が、その日、たまたま衣類を買おうと立ち寄った時にフードコートの前を覗いたら、『吉野家』を発見した。日本食のイメージがあるのか?その前にあるテーブル席は空いていたので、私はすぐに注文するためにカウンターまで行った。今、この話を書いていて思い出したが、当時は『狂牛病』で日本の吉野家さんは、豚丼を提供しているころだったので、牛丼を食べられる!とテンションが上がった記憶を思い出した(笑)
と、カウンターまで行ってメニュー見たとたんに、絶句した。日本のメニューと全然違う。『メニュー表を指させば言葉が喋れなくても注文できる』という私の予想は簡単な裏切られた…。
なんとか、牛丼っぽいメニューを見つけて、大盛りを頼み、『つゆだく』を頼もうとしたが、その『つゆだく』の中国語が分からない。試しに、日本語で「つゆだく」と言ってみたが、店員さんは「は?」と理解してくれない。仕方なく、『つゆだく』は諦めて、牛丼大盛りを食べた。味はなんとも懐かしい味でとても満足だった。家に戻った私は、吉野家さんのホームページに問い合わせをした。すると数日後メールで回答をいただいた。
『つゆだく』は中国語で『多汁』とお伝えいただければ、大丈夫です。と
ご丁寧な対応に感謝の返信をして、次の休日は『吉野家』に決定した。それまでの平日は、『多汁』の発音の練習をスタッフに教えてもらうことを何度も繰り返した。
そして、待ちわびた当日、一目散に吉野家へ行って、牛丼っぽいメニュー(←これは名前を忘れた)大盛り、そして『多汁』と店員さんに伝えた。
店員さん:「好(←はい)」と答えてくれた。私の中国語の『つゆだく』が通じた瞬間だった。
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