上海駐在物語 エピソード0張君9
どうも!高倉JB珈琲のらいです。
お笑い芸人もしていませんし、絵本作家もしていませんし、国内最大のオンラインサロンの運営もしていません、アルバイトをしながら高倉JB珈琲で自家焙煎のオリジナルブレンドのコーヒー豆を通信販売(powered by BASE)で販売しています。この記事は、コロナで卸の売上が無くなり、個人様向け(←飲食店さんの方が私より厳しい状況)にシフトを切替えてゼロからどのように起ち上げていくのかを記録のために書いています。
いい加減に自分スタイルの始まり方を考えないといけないなぁ~と思いながら、なかなか良いのが思い浮かばない今日この頃です。昨日の書き出しで私は『読書好き』とは書いたんですが、購入した書籍に埋もれてなかなか読み進めない、らいです(←読むスピードが鬼クソ遅い…)ゆっくりとコーヒーを飲みながら、本を読めるといいなぁ
さてそんなこんなで、今日のエピソードです(←昨日の記事はココ)
仕事というか事務作業のレベルがゼロと分かった張君ですが(←悪口じゃないよ。あくまで事実)、その張君と二人三脚で仕事をしなければいけない現状?(←正確には過去の現状、って、ややこしいわ!)をお伝えしいるだけなので、エピソードです(←保険ってこと?笑)
電話のアポイントや確認のお電話についても、全てを伝えてあげないと、何回も同じお相手に電話してその都度、お聞きすることになってしまいます。『これまで(←私が上海へ赴任するまで)、誰が彼を日本から教育していたのだろう?あっ、あの部長だ…』かく云う私も部長の直属の部下なんですけどね。
アポイントの場合、日時、場所って誰もが分かることですよね。当時は訪問することを重要視していた私は、ほぼ100%先方の会社、工場、事務所へ行くようにしていました。なので、彼が確認するのは日時だけです。えっ?それで十分じゃないの?と思われるかも知れませんね。はい。普通はそれで充分なんです。ただ、私は時間によって、打合せ後の時間が、昼食が近いのか?、夕食になるのか?朝一番なら、手土産(先方の会社の人数を確認して人数分)など詳細まで確認するように彼に指示していました(←ココは、今の日本でも同じことをしている会社は少ないです。テストにでますよ!)
接待交際費が掛かるじゃないか!という声が今の日本ではたくさん出るでしょうね。だから効くんですよ。広告費を掛けるようり、大いに効きますから(←コンプライアンス上難しい面があるとは思いますが、最後は人なんで、伝え方次第だと思っています。昔風の『つまらないものですが』的なやつは完全NGですよね、きっと。笑)私は当時手土産や昼食費は、ほぼ自腹で払っていましたし、夕食となると張君は帰宅させてお客様と2人とか3人まで(←この場合決裁権のある方もない方も含めます)は(←食事の場合、先方様日本の方はもとより中国の方は自腹なのか、領収書をもらっているのかを見ていないようで、ちゃんと見ていますからね:黒らい)
当時の上海はバブルの絶頂期ですので、ほとんどの方が領収書を切りまくっていました。そんな中で弱小で無名の我々が信用を積み上げていくのはとても大変でした。だから、自腹を切りまくって食事をしていました。お陰で普段一人の時は、以前の記事でも書きましたが、1日日本円で100円で3食を過ごすような生活でしたけどね。
このパターンを張君が把握するまでに2カ月ほど掛かったのですから、その都度、何時?その後の食事のご予定は確認した?などの繰り返しにうんざりしていました。普通1回、多くても2、3回で『あぁ、ここまで確認しておかないといけないんだ』と思うはずなのですが、思ってくれない。もちろん、彼が電話をする前に、ちゃんとそこまで確認してね。と伝えるのです。彼もメモもしているのです(←メモをするクセも始めは無かったので教えました)が、電話で緊張するんでしょうか?理由は分かりませんが、結果確認するのを忘れているのです。
張君:「あ、聞くのを忘れました!今すぐもう一度確認します!」となると、食事ご予定だけの確認事項となると先方も気分も良くないでしょうし、構えられるので、彼を止めないといけません。あくまで自然な流れが大切ですからね(←ザ・昭和の接待)
今の日本では考えられないのではないでしょうか?私と同年代の方ならご理解いただけるんじゃないかと願って書いています。届いてくれ!この気持ち!
電話のアポイントだけで2000文字近く書く事ができる張君に感謝です。次にビジネスの根幹となる部分の確認については、最初は業界紙や業界新聞を取り寄せ、潜在顧客となりそうな企業を探していたのですが、いかんせん中国語なんで、これには時間が掛かりました。ようやく、弊社の潜在顧客と見込めそうなリストを前回のような、はちゃめちゃなやり取りを繰り返しながら、片っ端から電話するという戦術にしたのですが、アポイントですら、この様なので、到底先方企業の担当者まで辿り着くことができず、代表電話で門前払いばかりでした。
なんど、この順番で質問して、先方企業の方がこの答えだったら、Aと答え、Bというという選択肢を用意したも、張君は100%同じ答えをしない場合、パニクッてしまって、あとはしどろもどろ…。でガチャンと電話を切られてします。
困ったなぁ~。とこれは空中戦に切り替えるしかないか?と考え直し、テレアポからFAXDMに切り替えることにしました。こうすることで、興味がある会社からは、電話が掛かってくるようになるからです。
さて、それでも日本語では作れますが、キャッチコピーや本文、クロージングなどを当然中国語で作れる訳もなく、張君と2人で『ココは中国語でなんて言うの?』の繰り返し。出来た内容を経理の女の子に読んでもらって意味が伝わるかを確認する。という繰り返しを何度も何度もやりました。
それで、とりあえず、中国空中戦が始まったのです。
つづく…
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