上海駐在物語 エピソード1 十兵衛

どうも!高倉JB珈琲のらいです。

お笑い芸人もしていませんし、絵本作家もしていませんし、国内最大のオンラインサロンの運営もしていません、アルバイトをしながら高倉JB珈琲で自家焙煎のオリジナルブレンドのコーヒー豆を通信販売(powered by BASE)で販売しています。この記事は、コロナで卸の売上が無くなり、個人様向け(←飲食店さんの方が私より厳しい状況)にシフトを切替えてゼロからどのように起ち上げていくのかを記録するために書いています。

今日コーヒーの件でいろいろとご相談させていただいている方にお会いしたあと、喫茶店に行きました(←知る人ぞ知る喫茶店 笑)そこでなんと!私が上海に駐在していたい時期に語学留学で上海にいました!という方とお会いしたんです!凄くないですか?これまで、『私も上海行ったことあります!』とか『語学留学してました!』と言う方には、たくさんお会いしたんですが、私が駐在していた時期と同じ時期の方はこれまでお一人もいませんでした。なのに、今日は、『折角ここまで来たから少し遠いけど、行ってみよう』と行ったら、その方とお会い出来、しかも時期が同じとお互いに知り、意気投合!そこから、あれやこれやの話で盛り上がっていた、らいです。やっぱり人の出会いって凄いなぁと実感しました!

本題に入る前にお知らせをさせてください。高倉JB珈琲の公式LINEができました。ココでは、新しいコーヒーのブレンド(←現在新しいブレンド開発中です!ヤバい!今日良い豆が入手出来ました)のお知らせや、キャンペーンの情報をいち早く発信していこうと計画しています(←まだ計画段階ですが…笑)リンクを貼っておきますのでぜひ、今のうちに高倉JB珈琲公式LINEの登録お願いしま~す!

さてそんなこんなで、今日の本題です(←昨日の記事はココ

私は上海駐在当時1度目の結婚をしており、単身赴任で上海へ駐在しました。元奥様には大反対されたのですが、『サラリーマン生活を40年やっても海外駐在なんて経験できる人は、ほんの一握りだけ。まして、ウチ(←私が働いていた商社)では、史上初のこと。しかも現地法人を起ち上げる大事な仕事なんだ。だから、喜んで背中を押して欲しい』と何度も、何度もお願いし、時には喧嘩までして半ば強引に納得してもらいました。私は当時、このチャンスを逃したら、二度と掴めないと必死だったのです。しかし、彼女は、そんなこと(駐在すること)より『私と2人で一緒に普通の暮らしが出来たら、それだけで良いと思っていた』ことを、私は後から知ることになります。

そんなことを思っていてくらたなんで全然知らない私は、上海で女性と遊びまくりました!ということではなく(笑)、ココ(←女性と遊ぶこと)は、当時の日本人駐在社長連合の方々にいつも怒られていました。『フルちゃんは、生き方が下手くそだね!もっと自分の人生を楽しまないと!』といつも先輩方に言われていました。でもその時は必ず、あの16歳の時の私が出てくるのです。『出来るのか?お前に出来ないのか?』と…。だから、遊ぶことはなく(←当時誰も信じてはくれませんでしたが…笑)、部屋へ戻ると本を読むか、全然分からない中国語のテレビを見るか…唯一見れことが出来たBS1とBS2のNHK放送を見るか、しかやることがなかったのです。

だから、毎晩一人で、接待用のお店(食事、倶楽部共)に行っては、お店のママは女性達に顔を売って、仲良くなり、領収書は切らずに自腹でお金を払って通っていました。ママや女性達には、『私がお客様をお連れした時は、よろしくお願い致します』といつも声を掛けながら、ほぼ月~金は通っていました。ほとんどの土・日は家の籠って超インドア派でした。土曜日の朝に放送されるBS1だったかな?『囲碁将棋クラブ』という番組を朝食を食べるのが習慣になっていました(笑)将棋のルールは知っていましたが、以後の将棋は、駐在中ずっと見ていましたが、結局ルールも分からないままでした(笑)そんな日々を過ごして居る時、現地法人の社長を私がやるという辞令を受け私は『このまま、上海で骨を埋めることになるな』と覚悟を決めました。もちろん、そうなれば、元奥様も上海に呼んで欲しいという条件を出したら、会社側も承諾したくれたのです。

でも、元奥様と一緒に上海で住むことは叶いませんでした。2人で生活できると思っていた私は、余計になにか心に穴が空いたような気持ちになったのを覚えています。そんな気分を察してかどうかは分かりませんが、私の周りの先輩社長連合は、『フルちゃん、彼女作ったらいいじゃん!(って、完全に関東の方ってバレてるやん)』と言われ、紹介までされましたが、結局16歳の心の私がそれを断ることになったのです。

そんな寂しい私の心に優しく寄り添ってくれるパートナーが表れたのです。パートナーの名前は、『十兵衛』です。

つづく…

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