お前って誰なん?8
どうも!高倉JB珈琲のらいです。
お笑い芸人もしていませんし、絵本作家もしていませんし、国内最大のオンラインサロンの運営もしていません、アルバイトをしながら高倉JB珈琲で自家焙煎のオリジナルブレンドのコーヒー豆を通信販売(powered by BASE)で販売しています。この記事は、コロナで卸の売上が無くなり、個人様向け(←飲食店さんの方が私より厳しい状況)にシフトを切替えてゼロからどのように起ち上げていくのかを記録のために書いています。
さて、昨日つづきです(←昨日の記事はココ)
当たって砕けろ!作戦しか思いつかない当時の私でしたが、打ち手が微塵も出てこないのが現実でした。○さん(←某大手中国珈琲メーカー上海総合マネージャー)とオーナーさんの高級中華レストランの個室でお会いしました(←ザ・接待 笑)オーナーさんが丁寧に通訳をしていただき、事情を全て説明しました
私は内心、あ~、コレで終わった!あとは楽しく食事してカラオケでも楽しむか!と思っていた。○さんの返事は、「そうですか。社長さんを説得するにはそれは時間が掛かりそうですね。我々としては、他のところ(←大手商社)に頼んでも問題ないのですが、彼らがあのコーヒーの味を作るとは考え難いです。と…。
私:「えっ?彼らの方が資金力もあるので、我々のことを調査して簡単にコピーしてくると思いますが?」
○さん:「いや、彼らはそんな手間なことは嫌がります。月2000万円程度のビジネスでそこまでやる価値を彼らは持っていません。少なくとも5000万円以上ないと動かないと思います(←○さん、すでに商社にノックしてるやん!さすがやな~って感心してる場合か!)
私:「でも、5000万円程度ならすぐにクリアできますよね?」
○さん:「月5000万なら、年間6億円です。彼らは興味ないです。今彼らがやろうとしているビジネスとしては、小さ過ぎます。何百億円レベル、少なくとも数十億円レベルじゃないと彼らは動きません。彼らは我々のコーヒービジネスの全て(←中国の方、外国人の方の両方)の量が欲しいと思っています。外国人向だけの量のビジネスはしないです(←あれ?コレもう商社と商談したって自分で言うてるやん 笑)」
私:「でも、そうなると、○さんのメリットもあるんじゃないですか?大幅にコストダウンも出来ると思いますが…」
○さん:「いえ、今も全量輸入品ですが、コストはダウン出来ません。日本品はやっぱり製品が良いので、コスト高になります(←あれ?もう値段の話もしてる?)」
私:「となると、彼ら(←大手商社)のルートを使えば、日本製ではなく、安く仕入れ出来るルートがあるんじゃないですか?」
○さん:「そうなると弊社のほうが安いルートを持っています(←○さんニンマリする:あの笑顔今でも覚えている)」
私:「そうですか。やはり御社は、大手コーヒーメーカーさんですから、コーヒーというピンポイントとなると、日本の大手商社より強いということなんですね」
○さん:「はい。だから、フルカワさん、気にしないで時間を掛けて社長さんを説得してください。我々は今中国全土に広げることに注力していますから、準備(←私の)が出来たらいつでもビジネスをスタート出来ますから。」
私:「ありがとうございます!でも、あの社長を説得する力が悔しいですが今の私にはありません。数字(売上)がいくら大きくなっても、大きくなればなるほど、『人の口に入れるモノ』が多くなるということになりますから、余計に食中毒を怖がります。」
○さん:「残念ですね。その社長さん、コーヒーって一番安全な食品って知らないんですか?賞味期限が1年もあるんですよ。コーヒーって。こんなに長い賞味期限がある食品はほとんどないですよ」
私:「もちろんその話(←賞味期限)もしました。過去にレギュラーコーヒーでは食中毒の事例がない安全性の高い食品だということも説明しました。」
こんなやり取りを『フカヒレとアワビのフルコース料理(←ザ・接待料理 笑)』を食べながら2時間はしたと記憶している。
ココで結論を話ます(←えっ、もう続かないの?)
結論は、みなさんの予想通り、本社社長は最後まで『GOサイン』は出しませんでした…。
つづく…。(なんじゃ?それ!)
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