お前って誰なん?7

どうも!高倉JB珈琲のらいです。

お笑い芸人もしていませんし、絵本作家もしていませんし、国内最大のオンラインサロンの運営もしていません、アルバイトをしながら高倉JB珈琲で自家焙煎のオリジナルブレンドのコーヒー豆を通信販売(powered by BASE)で販売しています。この記事は、コロナで卸の売上が無くなり、個人様向け(←飲食店さんの方が私より厳しい状況)にシフトを切替えてゼロからどのように起ち上げていくのかを記録のために書いています。

さて、昨日つづきです(←昨日の記事はココ

何のアイデア、手立ても思いつかないまま時間は過ぎていきました。先輩と相談したり、売上見込み計画を作ったり、市場成長率をグラフ化したりなどと資料を同時はパワーポイントを駆使して作りました(←自分で言うのもおかしな話だと承知で言わせてもらうと、ほぼ完璧な資料と言えた。コレを見て理解出来ない経営者はいない。その事業性、市場性、成長性、競合、先見性など、どの切り口でも大丈夫だ。全て前金を前提に進めているので、資金が止まれば事業を止めればいいだけだった)

しかし、パワーポイントにはその昔、苦い経験が私にはありました。それは上海現地法人の起ち上げ稟議書をパワーポイントで作り、初めて役員会で説明した時のことでした…。

社長:「こんな資料作ってる時間があったら、売ってこい!」

その一声で、他の役員の方達は何も意見出来なくなり、当然何の質問も議論もなく、役員会を出ていくだけ…。その後、個別に役員の方にお会いして、穴はないのか?社長はどんな目線で見ているのか?もっと欲しい数字はあるのか?などいろいろと役員の方々に強力していただき、なんとか現地法人の稟議書が通りました。

でも、今回私は上海にいて、日本にいらっしゃる役員の方達と顔を合わせてお時間をいただくことが出来ません。電話でも可能は可能ですが、お忙しい役員の方ばかりなので、私から電話があったとメモが残ったりすると、社員にまで変な噂が立つのを恐れていました。先輩も「その事(←私が役員の方に国際電話すること)が社長の耳に入ったら、部長(←海外部の部長)が終わるやろなぁ。かと言って俺がフルちゃんの代わりもでけへん(←出来ない)し…。3回は粘るって言うてたけど、次で決めないとアカンかも知れんなぁ。それでアカンかったら諦めるしかないで」と、先輩も手立てが思いつかない様子でした。

手強いです…。手強いと燃えるタイプなんですが、「(人の)口に入るモノはアカン!」の一点張り。しかも、理由は「食中毒の可能性がある(←レギュラーコーヒーではないですが))」これを戦後これまでの社歴で一度も破ったことがありません。この牙城はなかなか私一人の力では、崩しようがありません。やはり、○さん(←上海総合マネージャー)に日本に一緒に行ってもらうしか方法はないかも知れない…。

当時、海外へ中国の方が出国する場合、日本円で数百万円の保証金を預ける必要があり、その保証金の入金確認が出来れば、ビザを発行してくれるという時代でした(←正確な数字等は覚えていないですが…)。ビジネスの場合、もちろん大手の大企業ですからそんな金額は会社負担でなんとでもなりますが、「会社としてそこまでする価値が果たしてあるのか?」ということになります(←当時のビザの発行手続きは、そうだったと記憶しております。間違っていたらごめんなさい!)

単純に、『私の能力不足』と判断され、大手商社に依頼する(←大手商社がこの話に乗るかどうかは別として)方が簡単なのですから(←私ならそうする)

こっち(←中国の某大手珈琲メーカー)も手強い…。

でも、大手にやられるのは悔しい!彼らは資本力にモノを言わせて、メーカーの現地法人に資本投資して物流面を輸出入共に握るのが当時の常套手段だった。そうなったらもう太刀打ちできない。かと言って、代替案は出てこない…。

ダメだ!八方ふさがり状態…。

仕方ない!コレが今の自分の実力だ。○さんには正直にお伝えして、当たって砕けろ作戦しかない。私は半ば、いや、完全に諦めモードになっていた。

つづく・・・。(←でしょうね)





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