目標達成がぐっと近づく本『もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術』
「今年こそは!」と意気込んで立てた目標が、いつの間にか形だけになってしまった経験はありませんか?
仕事やプライベートで目標設定をするものの、途中で挫折したり、曖昧なまま終わってしまう…
その原因の一つは、目標が具体的な行動に落とし込まれていないことかも…
そんな「目標迷子」状態から抜け出すために、MBさんの著書『もっと幸せに働こう』を紹介します。
本書の「3つの目標設定ステップ」を使えば、単なる「頑張るぞ!」で終わらない、実現可能な目標設定ができるようになるはず!
目標の3つの種類とは?
目標設定について、ここまでの解像度をもって設定できている人がどれだけいるか…
少なくともぼくも含めて周りでここまで具体化しているって聞いたことがない。
だからこそ、ここまで細分化して具体的な行動まで落とし込む必要があるともいえるし、ここまでやるから目標達成に近づくともいえる。
本当に達成したい目標があるなら、いつ、どこで、何を…とガチガチに固める、かつ、もしできなかったら?と逃げ道を潰していく。
こうやって実績を積み上げてきたMBさんだからそこそ、非常に説得力がある。
「未来の記憶」で成功を引き寄せる
どうしても現状の延長線上で将来を考えがちだけど、その考え方だと、本当に自分が望む理想にはたどり着けないという残酷な現実を突きつけられた。
たしかに現状を踏まえて考えるなら目標達成は容易かもしれないけど、そもそもの目標がそれでいいのか?ただの妥協案かも…と自分自身を顧みることになった部分。
あくまでも自分が本当に望む未来をイメージするのが先。まっさらな状態で5年後どうなっていたいか?を想像する。
こうやって書いてみると簡単そうだけど、先入観から「それはムリ」「そんな時間は作れない」「そんなお金はない」と、ムリな理由を探して諦めがち。
ただ、未来から理想をイメージできれば、現状とのギャップが明確になって、やるべき行動も明確になる。
「単なる差別化」がダメな理由
差別化しよう!とよく言われることではあるものの、こうやって細分化して考えていかないと、意味のない差別化になるということに気づけた。
人と違うことをするだけじゃなく、それが理屈を伴っているのか、客観的に理解できるものなのか、このバランスをとることで本当の差別化になるということを理解できた。
とはいえ、いうほど簡単ではないから、時間をかけてでも「客観的な」差別化を自分に落とし込んで考えていきたい。
まとめ
目標達成の鍵は、「達成目標」「行動目標」「実行項目」という3つの段階に分けて目標を設定すること。
この手法を使えば、単なる「根性論」ではなく、具体的かつ理論的に目標を達成する道筋を作れる、そんなことがここまで論理的に解説してある本を見たことがない。これを意識して行動に落とし込むだけでも目標達成に近づくことができると思える内容でした。
また「現状の延長線上」だけで理想を考えないことも重要な部分。まずは「理想の未来」を自由に描き、それを現状に落とし込むことで、従来の枠を超えた行動計画が生まれる…この考え方をインストールして実践してみたいと思えました。
本書は「持たざるもの」とサブタイトルにあるように、才能とかがない一般人がどうやったら幸せに生きていけるか、を書いていて、まさにそれを実践するための超具体的な内容になってます。
ぜひ手に取ってみてください!