ワイキキのパワースポット カヴェヘヴェヘ(動画あり)
初めての記事は、パワースポットについて書いてみようと思います。パワースポットって大自然の中にあるイメージですが、多くの人が海水浴をしているワイキキビーチにも「カヴェヘヴェヘ」と呼ばれる癒しの海があるんです。今回はこちらを深掘りしていきます。
実はワイキキそのものがパワースポットだった
ハワイ語で水(ワイ)が 湧く(キキ)場所を意味するワイキキは、その昔、水が湧き出す湿地帯だったそう。古代ハワイアンは、真水と海水が出合う場所にはマナ(霊力)が宿っていると信じていて、王族の邸宅や別荘が建てられたり、カフナと呼ばれる祈祷師が多く住んでいたといいます。
なかでもハレクラニ前の海には強い癒しのパワーがあると言われ、ハワイ語で除去という意味の「カヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)」と呼ばれていました。湧き出た真水が海水に流れ込むハレクラニ前の海だけ、サンゴ礁が抜けていることがトップ画像で確認できます。
浄化・癒しを求めて祈りを捧げたカヴェヘヴェヘ
アウトリガーリーフとハレクラニの間にカヴェヘヴェの解説が書かれたサーフボード型の指標があります。それによると、古代ハワイでは、病気は過去に犯した罪が引き起こすもの信じられていて、病気治癒のためにカフナと一緒にカヴェヘヴェヘの海に入って罪を懺悔し、祈りを捧げたそう。これらは19世紀を通して行われていました。
今でもローカルの癒しのスポットに
私がカヴェヘヴェヘを知ったのは14年前ぐらい。ワイキキパーク(現在のハレプナワイキキ)滞在中に娘が発熱したことをホテルの方にお話しすると、「解熱したらハレクラニ前の海に足だけでもつけてみてください。病気を癒してくれるパワースポットで、私も体調が悪い時には足をつけに行くんですよ。」と教えてくださいました。
実際に足をつけてみると、そこだけ海水がひんやりしているんです。澄んだ波が打ち寄せる様子を見ていると、心も穏やかになるのを感じました。
夕暮れ前のカヴェヘヴェヘの動画
ハレクラニのシェラトン側の砂浜で撮影したカヴェヘヴェヘの動画です。時間は1月初旬16時頃。少しでも癒しの海の雰囲気が伝わりますように。
カヴェヘヴェヘへのアクセス
指標が立つアウトリガーリーフとハレクラニ間の公道、または、ハレクラニとシェラトン間の公道から。ハレクラニ前にはコンクリートの遊歩道があるため、砂浜は2つに分かれています(私はシェラトン寄りの砂浜が好き)。ワイキキ中央からビーチ伝いにアクセスすることも可能ですが、途中、砂浜を歩くことになるので歩きやすいビーチサンダルなどで。