たかこの変更記録
この四月に入ってから改名に向けて動き出している、たかこです。ごきげんよう。
その改名の経過を、以下、ご報告いたします。
記録にもなるからね。
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四月四日に通称名を決定。
Twitter、noteなど各SNS上にて告知、名称変更。
アマゾン、楽天、Yahoo!の名義を変更。
その他ネットショップ(イトーヨーカドー、イオンのネットスーパーなど)なども利用に際して順次変更。
また、新たにネット上で登録を行う場合は最初から通称名義で(最近だと花の定期便、HMV&ローソンなど)。
ヘビーユーズしているネットショップは他にヨドバシドットコムがあるけど、これについては後述。
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ここからはオフラインの変更について。
水道局。
条件つきで認可。
もともとどんな名前でも登録しても良いものらしい。ただ、私の場合は福祉との兼ね合いがあり、条件つきとなった。
変更箇所は、水道料の通知方法。検針時のチェックシートを自宅ポストに、から、三日ほど遅延が生じるがハガキ形式での郵送に。このハガキの宛名として通称名を適用(ただし中身の登録者名は本名のまま)。ありがたいです。
ガス、電気。
引っ越しを機に一本化したので、営業所に電話で事情を説明したらまとめて即認可。
先日、初めてガスの通知ハガキ(こちらはもともとハガキ形式)が通称名義で届いたので厳重に保管。
このガス、電気会社さんが「一応、郵便局に確認をとってください」と促してくれたので助かった。
郵便局に問い合わせたところ、
「通称名での郵便登録をすること、これが完了するまでその名義宛の郵便物は一時保管とし、配達は行わない」
という事実が判明。
ヤマトさんや佐川さんは滞りなく配送してくれていることを思うと、郵便局は民営化されてもやっぱりかっちりしてるなあ。
しかしこれは恐らくけっこう大きな落とし穴で、たとえばアマゾンで送り先(自分)の名前を変えておいても、郵便局が配送担当になった場合、「情報が一致していない」となり、住所宛先不明処理として、最悪の場合、アマゾンに送り返されてしまうらしい。危なかった。
と言っても、登録前に一つ、郵便局から通称名宛てに荷物が届いていたのだけれど、これは配達員さんのチェックミスというか、時間指定してもその通りにならないのはよくある類のアレかと。
さて、電話では、
「区内ならどの郵便局でも良いので、本人確認ができるもの(マイナンバーカードなど)と印鑑を持って行って窓口で手続きしてください」
とのご案内だったが、実際に行ってみたら職員さんも局長さんもよく分からなかったらしく、結局、区の郵便局に指示を仰いでいた。まあ、あまりしょっちゅうやることではないのだろう。
そもそも「通称名で登録」というフォームは存在しないため、「配達宛先の追加」として処理してもらい(たぶん本来は同一住所に住居人が増えた場合に使う書類を代用)、指定の書類に、現住所、本名、通称名、を書いて捺印。本人確認はそういえばなかった。
で、その書類がそのままハガキになっているからその場で切り離して郵便局前のポストに投函。宛先は区の郵便局。
あとは事務処理で三日ぐらいかかるとの話だったけど、現在、問題なく届いているので処理完了と見なす。
ひとつ重要なことは、本名でも通称名でも届くかということ。しっかり確認し、両方に届くよう手配してもらった。
同時に前の住所からの転送手続きをまだ解除していないため、前の市の郵便局にも問い合わせておいた。
すると、現住所での通称名登録が完了していれば転送自体は問題ないがシールの名義を変えるのは聞いたことがないのでよくわからないとのお話だった。
数もさほど多くないし、そのままにしておくことに。
しかし、私のミスで名前は変えたのに住所を変え忘れていた注文が一つあり、転送となった際、前の市の郵便局から「たかこさん宛ての郵便物を送っても良いか」との電話があった。
やっぱりかっちりしてるときはかっちりしてるな、と思いつつ、ついでに今後もその名義はすべてこちらに転送してくださいとお願いしておいた。
郵便局関係はこれでオールクリア。ちょっとややこしかった。
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次に、ボランティア関連、病院、薬局、福祉。
まずボランティア活動まわりから。
私はもともと活動にあたり、社会福祉協議会に登録をしている。これによってボランティア情報や、私の活動履歴を見て要請が来ることもある(まだ経験なし)。
引っ越しをした際に住所変更などを済ませ、また年度が新しくなるのに際して登録の更新も行っていたが、職員さんに相談した結果、通称名での活動が許可された。
登録書類も書き直され、今後、通知(ハガキ、封書、メールなど)も通称名に宛ててくれるとのこと。
ただし、「たかこ(通称名)」と、(通称名)つき。どこかにご紹介頂くときもその名乗り方になるのだけれど、ちょっとだけリスクがあることは否めない(世代や地域によるが、通称名=在日外国人と捉えられた場合、歓迎されないこともある)。
しかし何といっても、社会福祉協議会はれっきとした公的機関。
こういうところで通称名を使えるのは実績として強い。
正式に改名するまで毎年、登録更新時に説明が必要だが、そういうものだという妥協も必要。
次に私がいま関わっているボランティア活動団体の会長さんにご報告とご相談。たまたま年に一度の総会が翌週にあったので、お時間をちょっとだけ頂き、十五名ほどのメンバーの方々(平均年齢八十歳前後)に発表することに。
とはいえ、普段から苗字で読んでもらっているし、本名だろうと通称名だろうと下の名前を知らないぐらいの距離感なので、「だから?」という感じではあるだろうと思う。
「できれば名前で呼んでもらえたら嬉しいけど、今まで通り本名でも問題ないですよ」というやんわりしたお願い(ふだん名前で呼ばれていたのだったら変えて是非とも改めて頂きたいけど、そうではないので)。
ボランティアだけどほぼプライベートだから「認識してもらう」ことのファーストステップという感覚で。
ただし、全員に配布されている名簿(連絡網)の名前は、各自、手書きで改めてくださいと、そちらは明確にお願いしておいた。形に残るものは肝心だから。
が、年度を機に引退する方が二人ほどいらしたこともあり、名簿そのものを作り直すことになったらしく、昨日の当番日に事務所で新名簿を確認したらしっかり通称名になっていました。ありがとうございます、会長さん、書記さん。
あとは県のボランティア連合に会長が団体としての登録更新をする際、通称名を使ったほうが良いかと確認のお電話があったので、はつらつとお願いしておいた。本当にありがとうございます、会長さん。
病院関係。
わたくし主治医が院長でないことをすっかり失念しておりまして……申し訳ない。
主治医(もと院長)は、
「自分ならすぐにOK出せるけど院長判断なので、次回までに口添えしつつ確認しておく」
というわけで保留(次回通院日は五月なかば)。カルテはそのままで、診察券の名前だけでも、というお願い。
カウンセラーさんはカウンセリングルーム内でなら通称名で呼ぶのは差し支えないとのこと。
ただし、呼び出しの際はカウンセラーとクライアントの関係性を適度に保つため、全員を平等に苗字のみで呼んでいることから、私だけ下の名や通称名でのフルネームにすることはできかねる、というわけでここももちろん妥協。
薬局(病院指定の院外薬局)は、予想以上に積極的に協力したいスタンスらしく、こまごまとメモを取って対応してくれた。
が、やはり薬を扱う以上、いろいろと制限があるため、「発行する処方箋などの一部を、本名をいったん記載してから手書きで二重線を引き、通称名に変える」というアナログなやり方と、呼び出し時は通称名で、の二つに許可をくれました。
しかも、現状はこれだけど、改めて検討した上でより円滑な方法に移行できるように努める、とまで。
お手数おかけします。本当にありがとうございます。
福祉。
ここはほぼ想定していた通り、不可能。
住民票と連動しているから無理に決まっている。改名したら再登録手続きしてねってことで。
ただし、福祉と連携しているセンターに五月から通うかもしれないのだけれど、そちらは通称名で問題ない様子。
こちらは半民間だからだろうなあ。
あとは、郵便物や光熱費関係の通知が表面上は変わるわけで、一応、不動産屋さんに状況をご説明しておいた。
というのは、契約時に住人が増える場合(結婚、出産、同居など)必ず報告するように言われていたので。実際はひとりも増えないけど名前だけは増えるから変な誤解を招かないように。
あちらから契約者名も変えるかの打診があったけれど住民票と連動しているので無理。改名後にまだ住んでいたらよろしくお願いします。
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だいたい、こんなところ。
通称名を使いはじめて三週間ほどでできたことはこれぐらい。
逆に言うと以降、できること(手続きできること)はあまりない。
強いてやるとしたらスマホ(au)と回線が残っているが、結構ややこしそうなのでちょっと様子を見ている。
どちらも書面での送付がほぼ無いからそのままでもあまりデメリットにならない。
もし通称名にしてもらうなら請求書をオンラインからハガキにすることになるんだろうけど、ちょうど来月からスマホと回線の支払い方法がKDDIでまとめての決済になるので、変更に変更が重なって混乱しそう、というのもある。
ゴールデンウィーク明けぐらいまで保留。
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最後にヨドバシドットコムについて。
こちらは結論から言うと通称名不可でした。
アマゾンなどは名称変更をログインして会員情報から変更できる。だいたいのネットショップがそうなっていると思われる。
が、ヨドバシドットコムは名称変更はそもそも自分では操作できない部分。注意事項を読んだら、名称変更は直接お問い合わせください、となっている。
というわけでコールセンターに電話。
やはり例のないことらしく、しばらく時間がかかったが、結果として不可。
理由はクレジットカードと名義が違うと自動的にエラーになるシステムだから。
(なので、たとえば結婚して姓が変わった場合でも、本人確認をした上でカード会社とあわせ再審査することになるらしい。ヨドバシドットコムでは)
私が「通称名義で新しいアカウントを作る方法はどうですか」と尋ねたところ、使うカードの名義が本名のままなら決済を行えないからやはり不可能。そもそもアカウントを作る段階からエラーになるはず。だそうだ。
なるほど。確かにヨドバシドットコムは注文時にカード決済もきちんと行ってそのメールまで届くもんなあ。
アマゾンに比べるとセキュリティはかなりしっかりしている。
じゃあカード払い以外にすればいけるのかな?
と電話を切ってから思いつくがまま調べてみた。
ヨドバシドットコムの決済方法はクレジットカード、コンビニ支払い、銀行振込、Pay-easy、あともう一つヨドバシ独自のカード利用。
コンビニ支払いとPay-easyは手数料がかかる。
銀行振込は、銀行の名義はまだ変えられる段階でないので、ここでアウトになる可能性が。セーフかもしれないが、また問い合わせないといけないので、そこまでやらなくても良い気がしてきた。
ヨドバシドットコムが厳密な理由は、実店舗があるから、という事情も考えられる。ポイントも連動してるし。
となると、アマゾンもマーケットプレイス(委託)の場合はもしかしたらアウトになることも、今後はあるかもしれない……のかな?
などなどちょっと気になったから、念のため、クレジットカード会社に問い合わせてみた。
簡単にまとめると、
「通称名や別名を使って注文した場合に決済可になるか不可になるかは店次第」
だよね。わかりやすい。
やったことなかったから知らなかったけど、たとえば学生さんで、保護者のクレジットカードを借りてネット注文する場合、保護者の名前を使わないと少なくともヨドバシドットコムでは決済でハネられることになる。なるほどなあ。しっかりしてるなあ。
と何か勉強になった。
(でもよく考えたらカードを店頭で使う時サインがカード名義と一致してないといけないわけだから、すごく当たり前のことなんだよね。きっと)
ついでなのでカード会社にも通称名について尋ねてみたら、案の定クレジットカードの名義なんてそうそう変えられないから、改名したら書類を送るので手続きしてね、ということに。
そんなわけで、アマゾンに次いでお世話になることの多いヨドバシドットコムさん、不可。
改名したらデビューということで妥協。
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と、あれこれやっている間に、通称名たかこ宛ての配達や通知もけっこう増えた。
名前の入った伝票などはすべてまとめておき、数年後に家裁に提出できるよう保管しておくのだけれど、実際、大抵のネットショップがヨドバシドットコムの例を逆に見てわかる通りハードルが低すぎることから、実績資料としてはやや弱い。
重要なのは公的機関、水道、電気、ガス、やはりこのあたり。
そういえばPASMO(Suicaですらない)の名義は変えられるのだろうか。私がいま使っているものは名前入りである。
引っ越してリュック生活になったら財布を取り出すのが面倒でPASMOで支払う機会も増えたことだし、いっそSuicaに移行するのも手かもしれない。当然、通称名で作れるならそうする。
その前にPASMOとSuicaの違いをよく知らないので今ざっと調べてみたけど、うーん……まあ、PASMOの名義を変える場合でも作り直しになりそうだし、そうすると初回チャージ料がかかるんだっけ?五百円ぐらい。
と考えて、これもゴールデンウィーク明けまで保留。
公的機関で利用するものだから、作れるなら作っておいたほうがいい気はする。
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とりあえず、四月の改名活動報告はこんなところ。
おつかれさま、たかこ。
一ヶ月未満にしては結構がんばったほうだと思いたいが、まだまだ先は長い。