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みんな違うから繋がれる「パズルの法則」

はじめに

私はね。
この世界に必要のない人間は
1人もいないって思ってる。

本気で。
本気でそう思ってる。

綺麗事とかじゃないよ。
本気だよ。

「私も必要のない人間は1人もいないって思います!」
って言ってる人はいっぱいいる。

いっぱいいるのに…

学校では
勉強や音楽やスポーツ
苦手な人には「できない」というレッテルを貼られる。

社会では
仕事が遅かったり、覚えが悪いと
「できない」というレッテルを貼られる。

障害という名前がつけられ
アルファベットや(ADHD、HSC…)
難しいカタカナがどんどん増える(アスペルガー、ディスレクシア)


「必要のない人間は1人もいない」

そんな思いとは裏腹に
世の中はどんどん
「排除」の方向に向かっている


「排除」されないために
必死になって
自分の「できない」を隠していく。


そんな社会にもううんざり。

息が詰まりそう。


もっと自由に

もっと自分らしく


一人一人が羽ばたける社会を


そのために考えたのが
「パズルの法則」


みんな違うから繋がれる


まるでパズルの「ワンピース」みたいに。


「排除」する側だった過去

私は子供の頃から
割と普通にできる子だった。

「普通」ってなんだって思うけど
学校で言うところの
「70点」くらい。

「お友達思いの優しい子」
「親や先生の言う通り。聞き分けの良い子」


自分が「普通」にできる人間だったから
「できない」人を見ると
「できない」理由が全く理解できなかった。


なんでできないんだろう?
もっと努力すれば良いのに。
なんでもっと一生懸命しないんだろう?
なんであの人はやる気がないんだろう?
なんであの人はサボるんだろう?

私は「できない」を「排除」しようとしていた。

「できる」人だけを集めればいいと思っていた。

だってその方が効率が良いでしょ?

誰にも迷惑かけないし
結果はできるし
みんな喜ぶし

そんな風に生きていた私に
「良い加減気づきなさい」って
ある日神様からギフトが届いた。

期待で夢いっぱいの子育てがスタート

子供が産まれて
成長するにつれて
いろんなことを期待した

「健康でありますように」

「ありがとうやごめんなさいが
ちゃんと言える子になりますように」

成長とともに
期待はどんどん膨らんでいく

「学校に行ったら
宿題をして勉強をして
良い学校に入れますように」

「運動もいっぱいして練習して
どんなスポーツもできますように」

どんなことでも
努力すれば必ず結果は出る

そう思って生きていた

だからそれを息子にも期待した


子供の未来を考えると期待で夢いっぱい

この子はどんな子に育つんだろう?

小さい頃は
彼が笑うと
「わぁ!かわいい!!」

彼が歩きはじめると
「わぁすごいね!天才!」

彼が絵を描くと
「上手だね!すごい!」

保育園に入り
お友達ができて

小学校に入り
勉強がはじまる

その頃から
私の歯車が狂い出してきた。

彼は字が書けなかった

小学校3年生になった頃には
私の「期待」は全て裏切られた

中でも勉強は特に酷かった

彼は字が書けなかった

難しくなるにつれて
全く覚えられなくなっていた

100回書いても
101回目に「この字何?」と聞いてくる

色んな勉強法を試しては
裏切られる

字が書けない
読むのも難しい

問題を読むこともできない

もちろんテストでは点数をとれない

懇談にいくと
成績表を見せられる

もう少しがんばってくださいと
言われるけど
これ以上
どう頑張っていいのかわからなかった

学校から帰り
宿題だけでも2〜3時間

朝も小テストのための勉強

週末も字の読み書きができるように勉強

私も心身ともに限界
下に妹がいて保育園の送迎と家事
パートから帰って体はクタクタ
そこからご飯作りと
読み書きが苦手な彼の宿題

どんなに頑張っても
0点という結果

もうこれ以上頑張れなかった

私も息子も
もう限界だった

ディスレクシアという現実

その頃おいうちをかけるよう

息子の学習障害が発覚した

「ディスレクシア」

(ディスレクシアとは、知的に問題はないものの読み書きの能力に著しい困難を持つ症状。日本でも人口の5%から8%はいます。)

もっと早く知りたかった。

そんな症状があるなんて。

私が今までやってきたことはなんだったんだろう。

私が今まで彼にしてきたことはなんだったんだろう。

病院の診察の帰り

1人で泣きながら駅に向かっていたことを

今でも鮮明に思い出す。

「字の練習をすればするほど

自己否定に陥ってしまう」

努力しても

頑張っても

やりたいって思っても

できない事があるんだって

初めてわかった。

だったら「できない」人はどうしたら良いんだろう

私はその問いを探しはじめた。


参観日で子供達が教えてくれたこと

ある日息子の参観日

息子の隣の席の女の子が
「この1問だけ覚えよう」

そう言って息子に漢字を教えてくれていた

息子は楽しそうに書いていた

後から先生に聞いた話
「隣に座っているお友達は
(息子)に勉強を教えるのが楽しいと
言ってくれていました」


給食の時間

誰かが牛乳をこぼしちゃった

教室のあちこちから
「雑巾使って!」

子供たちは雑巾を貸してくれている姿


放課後息子を預けている学童

先生が「(息子)はいつも下級生の面倒を見てくれいて
大人気なんですよ!」


私は今まで彼の何を見ていたんだろう…

字が書けなかったら
隣の女の子が教えてくれていた

教室で困っているお友達がいたら
近くのお友達が助けてくれていた

学童で下級生が来たら
息子が話しかけていた


誰かの「できない」は
誰かの「できる」だった

全てを手放した瞬間自由になった

「字が書けないと幸せになれない」

そんな思い込みがどこかにあった

「私がなんとかしないと」

全てを自分でなんとかしようとしていた

だから必死に頑張っていた


参観日の子供達の姿を見て

私は全てを手放した


彼が困っていたら

必ず誰かが助けてくれる


彼もまた

誰かが困っていたら

手を貸すことができる


一人一人がそうやって

手を取り合う世界

まるでパズルの一つ一つのピースが繋がっていく

その輪がどんどん広がっていったら

この世界は急速に良くなっていく


パズルの形

みんな違う

だからこそ繋がれる


1人で頑張る必要はない

誰かの「できない」は

必ず誰かの「できる」

私は息子と子供たちに

とっても大切なことを教わった

あなたの短所はなんですか?

「私には良いところがない」

「長所がない」

ついつい人と比べて

そんな風に思うことはありませんか?


では逆に

あなたには短所はありますか?

例えば「字の読みか書きができない」


その短所(凹)に

誰かの長所(凸)を当てはめたらいい


目の前に困っている人(凹)がいたら

その時あなたのできること(凸)をすればいい


それが必ずあなたの長所になる


長所(凸)は誰かの「できない」(凹)からはじまる


だから私は

「この世界に必要のない人間は
1人もいないって思ってる。」ってこと。

パズルの法則を広める活動

私のこの経験を

ライブ配信や講演会など

色んな場所でお話しする機会を持つようになりました

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日本最大朝活コミュニティめざチアに出演(現在1万3千人以上の登録)
2021年2月のレギュラー出演で「パズルの法則」について講演


そしてそこから教育関係者の目にもとまり

実際に教育現場でも採用されています。

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パズルの法則を採用した生徒の驚くべき変化

パズルの法則を実践した学級のお話です。

ある新学期の始業式のあと、
担任の先生がジグソーパズルの2ピースを大きくしたものを掲げながら

「一つ一つ形は違っていて、(凹)へこんでいるところもあれば、(凸)でっぱっているところもあるよね。

みんなも苦手なこともあれば、得意なこともあると思う。
もちろん苦手な事ができるようになることも大事だけど、1人で頑張るんじゃなくて、誰か得意な人が助けてくれたら(ここでパズルの凸凹をくっつける)
大きな力になるよね。

こんな風にお互いの得意なこと、苦手なこと、こんな考え、あんな気持ち、みんな違う形をこんな風に認め合って(ここで他の2ピースとも組み合わせた)いけば
毎日楽しく過ごせるんだと思うんだ。

ここで誰かが上、誰かが下など高さに違いが出たらうまく組み合わせられないよね、

みんな同じ面の上で協力してパズルが完成するんだよ。

一人一人の形は違う、みんな大事、みんな平等。
だからパズルという題名にしました(学級通信のこと)」

そんな思いを伝えるところからスタートした新学期

その話を聞いた子供たちからの発案で、1日の終わりの会で
「パズルの法則」のような助け合いを発表することになりました。

助けてもらった子供(凹)と
助けてくれたお友達(凸)のエピソードです。

毎日発表するようになってから教室の雰囲気が一変。

「先生!今日もパズルの法則があったよ!!」

子供達から自発的に発表するようになり、
そして、率先して「自分にできることはないか」と
探し始めるようになりました。

さらに、先生の提案で、
「パズルの法則」を発表する時に
「パズってる!パンパンパン(手拍子)ってしてみない?」
「内気だった子供も自分の意見が言えるように

子供達は大喜び!

「パズってる!」は瞬く間に広がり

普段の授業の時でも休み時間の時にも
「パズってるね!」という会話が増えてきました。

これまで発言していなかった児童たちまでもが
自発的に終わりの会で「パズっている」エピソードを
話してくれるようになりました。

それがきっかけで
普段の授業でも積極的に発言するようになったそうです。

こうして「パズルの法則」をきっかけに
子供達の学級の状態が良くなったり
職場の雰囲気が良くなったりと

「パズルの法則」は多方面で広がりを見せています。

(教育関係のお仕事に活かしたい方はお気軽にお問い合わせください。)

「パズルの法則」を広めませんか?

私たちのこの活動に賛同してくださる学校、教育、企業を募集しています。

「パズルの法則」の考え方を広めて
助け合いの世界を共にクリエイトしませんか?

「グレーゾーン」や「発達障害」
様々な理由で本人は頑張っているのに
社会では「できない」「認められない」
そんな風に生きづらさを感じている子供や保護者
大人も目に見えない辛さに苦しんでいます。

しかし、この「パズルの法則」の考えが広まれば
「目の前に困っている人がいたら自分のできることをする」
その大切さに気づき行動できる人がどんどん増えていきます。

実際に「パズルの法則」の導入で教育現場や職場の環境が劇的に良くなったという
事例もご報告を受けています。

この社会を変えるには
傍観者ではなく自分も社会の一員となって行動しなければ変わりません。

未来の子供たちに明るい社会を共に届けませんか?

未来を変えるには「今」生きる大人が行動する時です。

「この考えいいな!共感します!」

そんな風に思ってくださる団体や個人
お気軽にお問い合わせ頂けたらと思います。

また子供たちに配るシールやハンカチ、
この思いを届けるための小冊子などのご支援、協賛頂ける企業や支援者も
随時募集しております。

学校や職場の変化、導入事例もご連絡頂きましたら
こちらで紹介させて頂けたらと思います。

最後までお読み頂き誠にありがとうございます。



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