【IBD・オニール式シリーズ】: デイビッド・ライアンのインタビュー特別まとめ!
もうすぐ、2022年ですね!
一年あっという間でした。
皆様にとって来年はより一層素敵なトレーディング年になりますように♪
その願いをより現実に近づけるために、今日は先日のマーク・ミネルヴィニ氏のインタビューまとめ(こちらの記事)に続き、頻繁にセミナーを一緒に開催していデイビッド・ライアン氏のTraderLionでのインタビューをメインに内容をまとめました!今回は少しハイレベルなお話しになりますが、投資に対する精神の持ち方は大事なのでぜひ参考にしてみて下さい。IBDのチャンネルにて、10−30分の短い細かい戦略に特化したシリーズもたくさんあるのですが、それらも後日記事にまとめたいと思います♪
デイビッド・ライアン氏の紹介
デイビッド・ライアンはIBDのレギューラーの方ならご存知かもですが、オニールのprotege(一番弟子)と呼ばれています。
彼は13歳の時に父親の影響から株を始めのめり込み、大学卒業後オニールの秘書へ「タダで働いても良いので、ウィリアムが株で儲けた手法をもっと知りたい」と直談判をしに行って、見事オニールの会社で働くこととなりました。その後、彼はオニールと17年ほど働き、3度もU.S. Investing Championの王座を獲得しています。
勝つようになったきっかけ
トレーディングを始めた頃、一年で3万ドル(300万円くらい)を倍の6万ドルほどにすることができました。このまま次の年には当初の試算が10倍の30万ドルに膨れ上がりめでたしめでたし!
なーんて、そんな簡単にはいきませんでした。笑 2倍になった後、その次の年半年も経たない内に2万ドルを切ってしまったそうです。
これを機に、デイビッドは1年半ほどのトレーディングを全て振り返り分析することにしました。そこで、気付いたのが失敗したトレードは、買いポイントが毎回extended(伸び切った時)だったことが判明しました。逆に成功したトレードは、買いポイントがちょうどベースを作り上げた後でした。
その後、彼は一つのトレード手法に専念してマスターすることにしました。それは、良いベースを作った銘柄のみを買うことです。
自己分析の方法
特に一番大きな利益と損失を出した銘柄を集中的に見る。
買った時のチャートを見て、どれが勝つチャートか負けるチャートか身体に染み込ませる。
週末の習慣
見るウォッチリスト:MarkeSmith250を強い業界順、ミネルヴィニ・トレンドの1ヶ月、業界リスト、その他自分で作成しているリスト。
マーク同様、デイビッドも指標を見るより、個別銘柄を何百銘柄を見尽くし、マーケットの感覚を得る。
銘柄分析事項
上昇トレンドにいるか否か
高値に近いか否か
長いベース(コンソリデーション)を構築しているか(長い方が良い)。Advansixの事例:平行線のトレンドラインを抜けた時が買いポイント。
CANSLIMはもちろん見る
日足、週足と見る
機関投資家が入っているか、増加しているか
RS Line(マーケットスミスで出てくるS&Pの動きと比較したもの)が上昇トレンド
自分が実際に使っているブランド等を見るのは良い
買い戦略
市場が開けたすぐは買わない、数分の過度な動きで逆転するかも
(直近のAPPSが良い事例、Googleとのパートナーシップの報道でプレで8%近く上昇し、マーケット開始数分後にはそのまま急落。)決算直前には買わない
買い入れポイントは、自分でトレンドラインを引き、それを超えた時。トレンドラインの引き方はシンプルが一番、株価の9割がトレンドラインの下にきているはず。Quantaの事例
1銘柄10%がフルポジションだとすると基本初めは2.5%で、買った日に確証が得られたら5%まで増加させる時もある
売り戦略
検討事項:上昇トレンドの期間、過去の株の動き、業種の強さ、ブルマーケットにいる長さ
強気の売り:20−25%等の利確ルールを守る。売却後そのまま株価が上昇することが起こるかも。
弱気の売り:自分の行うトレードの期間により適切な移動平均線を確認
Perkinelmer事例。トレンドラインを抜けて上昇し、その後調整する可能性大。トレンドラインを抜けた時に売却、もしくは調整に入ったのを確認して売却。
以上、今日はU.S. Investing Champion王のデイビッド・ライアンの投資戦略に対する考え方についてのお話でした!特に自分のトレードの振り返りをより入念にしようと思わせてくれる内容ですよね。
私も、せっせと自分のトレード分析をしている最中です!痛いトレードが多いので、辛いですが、これをバネに来年はより強いトレーダーとして成長したいです♪
今年から始めた記事ですが、読んでくださった方々本当にありがとうございます!!購読数やスキがとっても励みになっています🌟2022年も頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
皆さま、素敵な年末年始をお過ごし下さい!