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Matterport($MTTR)のFY21.Q3決算内容【△だがメタバース関連として面白い】
こんにちはー!
とうとう12月に入りましたね!一発目は11月3日に発表されたマターポートの決算内容です!荒波の1週間ちょっとの中でも結構強く耐えている銘柄の一つです。
事業内容
決算内容に入る前に、簡単に事業内容に入りたいと思います。
マターポートは今年の7月23日にSPAC上場をしました。実在する空間データをデジタル化するカメラを開発している会社で、今話題のエヌビディアが押しているオムニバースの世界にてピックアップされたデジタルツインを可能にする技術の一つです。(エヌビディア、デジタルツインについてはこちらの記事)
実際の商品は特設のカメラもあれば、携帯から個人が撮影できたり、最近では撮影技術をサービス化して提供をしています。(こちらは携帯から撮影された3Dスペース)
こちらの技術は様々は業界での適用を前提にしています。例えば不動産業界では家の3Dデータを提供することにより、現物を見る前に一度判断を絞ることが可能になり2Dの写真より詳細を伝えることができます。また、工場の修繕について、デジタルツインを検証することで効率化を測れます。(実際にマターポートでデジタルかされた3Dデータはこちらからみれます)
FY21.Q3:決算速報サマリー
売上:X、EPS:○、ガイダンス:△
売上
$27.6m / YoY+10%増 (アナリスト予想:$29.15m)
商品セグメント別内訳(一部のデータしかありませんがご参考に)
*前年同期比で25%以上であることだが未達
EPS
Non-GAAP:$(0.06) / YoY NA (アナリスト予想:$(0.07))
*前年同期比で25%以上であることだが未達
GAAP:$(0.86)
*差の大部分は、$98mのSPAC上場に伴うアーンアウト負債の時価評価による
一株当たり営業CF
$(0.09) / YoY NA / vs EPS NA
*最低でも一株当たり営業CFがEPSより20%以上であることだが未達
ROE
-82%
*Return on Equityは最低でも17%以上であることだが未達
ガイダンス
売上:通年 107m - 110m
*前回ガイダンスの120m - 126mから大きく減少。理由としてはサプライチェーンの問題による機会損失とライセンス取引の取り扱いの変更による。採用についても利用より遅い人員確保率。
*ライセンス:今四半期同様10万ドル以下を予想。これは実際に交わしたライセンス契約の収益が後で認識されるためである。
*市場全体が平準化した段階では、年間の売上伸長率を50%で見ている
Non-GAAP EPS:$(0.21) - $(0.25)
*前回ガイダンスの$0.17 - $0.25から幅を縮小。
QA
・メタ(フェイスブック)のような提携はこれからもっと出て来る?:既存のマターポートのデジタルツインは全てVRに提供できる。また、今後世界中の美術館や土地、旅行先へ適用できることが簡単に想定できる。
・アンドロイドでのローンチの期待値は?:アンドロイドは世界のスマートフォンの75%とされているので、グローバルでもかなりのインパクトがある。また、アンドロイドの利点としては、既存のiOSに使った2年間のR&Dが積み上がっている。iOSの時よりも、より戦略的にアプリを適用できる市場を開拓していっていて、まず始めに旅行とホスピタリティ、その後に住宅不動産、その次に保険と企業。また、Q4と来年について、様々な機能をローンチしていく予定であり、例えば2022年はファッション関連で新たな機能が出て来る。
・R&Dは何に集中している?:先手として市場を獲得することが、今までの戦略であり、これからも変わらず、全てのサービスを自社のPro2カメラを基礎に作られている。ただ今後のより飛躍的に実在の世界をデジタル化することに加担するには、スマートフォンや自社ハードウェアで無い商品に組み込むことが重要。今までも2つのフェーズについて話してきたが、一つは実世界のデジタル化になることと、二つ目はデジタル化したデータをそのように活用するかだ。そのため、今のR&D大部分もデータ化やその活用に対しての戦略的投資だ。
・サプライチェーンのボトルネックについて:まだ来年にも影響するという見込みでまだいつ解消するかははっきりしていない。規模感としてはQ4において15%くらいの打撃とみて妥当。また、業界の割合についても、現在は基本不動産が3分の2を占めているので変わりない。
・2022年、会計年度について:今年は上場にもエネルギーを取られ年ではあった。しかし、今四半期既に75人もの人を採用し、300人程の会社からするとかなり大きい人数であり、9割入社する状況をみと、今後成長するのに良い環境下にいると思う。また、今後のデータ化は戦略的パートナーも通じてかなりの付加価値を提供できると思っている。
以上、マターポートの決算発表サマリーでした!まだ上場してから一回しか決算を出していないので、財務数値から見れる歴史は浅いですが、話題のメタバースやオムニバースの世界を考えると、今後注目していきたい会社だと思っています!
では、素敵な1日を♫
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