好決算!Dlocal($DLO)の解説
こんにちはー!
色々発信したい内容があるので、平日ですが、ディー・ローカルの解説をしたいと思います!アップスタートの記事と同様8月18日に発表された決算内容なので、目新しい情報ではないかもですが、今後の下げをチャンスに買いを検討すべき銘柄としてピックアックしました♫
今年の6月に上場してから8月の初決算が非常に強く、窓開け上昇したのが分かります。現在のマーケットの荒れに伴い減少はしているものの、次の決算も期待したいですね!
会社・サービス概要
ディー・ローカルは金融Saasの会社で、ミッションは「グローバルな業者・売主を何十億もの新興国のユーザーと繋げる」ことであり、アフリカ、アジア、ラテンアメリカにある600以上の決済方法を簡単に使えるようにしました。例えば自分のオンラインショップを運営していて、ナイジェリア在住の人が商品を買いたかったとしても、通貨の違いから手数料が高かったり、クレジットカードが使えなかったりとかで売り損ねてしまうかもしれません。ここで使えるのがディー・ローカルのサービスです!
具体的には「PAYINS(ペイ・インズ)」という商品は、新興国で一般的に使われる決済方法を提供するSaasで、分析ツールや現地の税金・規制にも対応していて、不正・詐欺防止の知識もあります。また、逆方向の「PAYOUT(ペイ・アウト)」は現地の卸売業者等への支払いを現地通貨で迅速に行うSaasです。これらのサービスにより、現地の消費者はシームレスに買い物ができ、売主も外国通貨の取り扱いが簡単にできます。
2016年にウルグアイで設立されて(厳密には別会社、AstroPayからのスピンオフなのでその前から稼働しています。)、比較的若い会社なのですが、当時は8カ国でサービスを提供していたのが、今では29カ国以上、330以上の業者となっています。マイクロソフト、ナイキやウーバーと皆さんが知っている大手企業もディー・ローカルのサービスを使用しています。ディー・ローカルの働き方も今時で、決算コールでもそれぞれのメンバーは別の国からの参加でした。
第2四半期決算
上場してから初めての決算でしたが、表題の通りかなり強い結果でした!
TPVはTotal Payment Volume(総支払額)なのですが、ディー・ローカル自身の売上はTPVに対する%や固定フィーなので重要な指標となっています。前年同期比319%、前四半期157%と素晴らしい上昇です。調整後EBITDA%も昨年度の40%から今年は44%と順調ですね。
また、今四半期の大きなニュースとしては2点ありました。一つはIssuance-as-a-serviceで、クライアントが現地通貨でプリペイドカードを発行することができるようになりました。二つ目は、4月にブラジルの会社PrimeiroPay(プリメイロ・ペイ)の資産を買収し、ラテンアメリカでの地位を強化しました。
ガイダンス
決算報告では、具体的な来期以降のガイダンスは出なかったのですが、いくつか質問・コメントが出たのでお話します。IPO時点ではNet Revenue Retention Rate(顧客売上の成長・留保率)の目標を150%−160%と置いていたのですが、今期の実績は196%と大幅に上回りました。こちらは、次の12−18ヶ月くらいには150%ー160%くらいに落ち着くということです。去年の第2四半期はコロナの関係から数字が少し低く、今回の前年同期比は強かったのですが、来期以降はそこまでの強い前年同期比ではないということです。
決算コールの印象としては、「おめでとうございます!」のコメントが多かったものの、アナリストとの対応が不慣れな感じで、噛み合いが悪かったです(笑)。もしくは、意図的に具体的なガイダンスを出さないところが、噛み合い悪く感じれたのかもしれません。
アナリストの予想を見ると、売上は第3四半期で6千4百万ドル、通年で0.23億ドル;EPSは第3四半期で0.08ドル、通年で0.27ドル。次回の決算報告は12月1日なので、まだ暫く時間がありますね。(下記の表は実績)
以上、ディー・ローカル($DLO)の決算内容についてでした!
今後も乞うご期待の会社ですね♫
では、素敵な水曜をお過ごしください!