OKTA($OKTA)のFY22.Q3決算内容【好決算!】
おはようございますー!
本日は12月1日に発表されたオクタの決算内容です!事業内容と前回の決算内容についてはこちらの記事を参照ください。
FY22.Q3:決算速報サマリー
売上:○、EPS:○、ガイダンス:売上○
売上
$350.7m / YoY+61%増(アナリスト予想:$327m)
*前年同期比で25%以上を保っていて強い成長力
EPS
Non-GAAP:$(0.07) / YoY NA (アナリスト予想:$(0.24))
*前年同期比で25%以上のところ、EPSはマイナス
GAAP:$(1.44) / YoY NA
一株当たり営業CF
$0.24 / YoY -28%減 / vs EPS NA
*最低でも一株当たり営業CFがEPSより20%以上であることだがEPSマイナス
ROE
-4%
*Return on Equityは最低でも17%以上であることだが未達
ガイダンス
売上:358m-360m /通年 1.275b-1.277b(アナリスト予想:354.79m /通年 1.25b)
EPS:$(0.25) -$(0.24)/通年 $(0.53) -$(0.52) (アナリスト予想:$(0.28) /通年 $(0.74))
見事、売上とEPS両方ともアナリスト予想から大きく上回りました!
コール・QA
・公的機関のビジネスについて:IT関連の出費額が大きいセクターなので、もちろん優先度も高い顧客セクター。また、大きな契約を結ぶのにも成功している。オクタが提供している認証試験も来年充実させていく。また、公的機関は一番成長率が高かった。
補足:9月末にオクタは初めてのStateRAMP認証のベンダーリストに含まれた(発表記事)。StateRAMPはRisk and Authorization Management Programのことで、政府機関が使用している定型のリスク管理プログラムのこと。
・NRR122%について、Auth0との連携について:Net Retention Rateは歴史的には115%−120%くらいを推移していて、今期はとても強い数字。ただ難しいのは、新しいロゴ(顧客)を追加するとNRRは下落し、クロス・セリングやアップ・セリングをすると上昇する。オクタのみで新規顧客は700で、Auth0で200追加した。また、Auth0顧客がオクタ商品を使い始めた李、その逆の見られる。
補足:今年の3月にAuth0を買収すると発表した。
・来年の成長率ガイダンス37%は当初の30%を上回るが、強気の背景:FY26年まで毎年+35%の成長率と$4bの売上、20%のFCF利益率を目標としていて、自信がある。CRPO(現在の残存履行義務)もQ4に向けてYoYで57%とな理、Q4は季節的にも強い四半期。
・大型契約の強い成長の背景:ACV(年間契約金額)が10万ドル以上の顧客は現在2,825契約。今四半期は215契約追加し、そのうち新規顧客が半分くらい。この伸びの背景の一つは、アイデンティティ自体が注目されるのは、クラウド・ハイブリッド・DX化のトレンドからセキュリティが基盤にくる。また、レガシーテクノロジーやM&Aから成り立っている企業の多くが、アイデンティティの解決策を探している。近日ローンチ予定の、Identity governance and administration (IGA、ID・アクセス管理)やPrivileged access management (PAM、特権アクセス管理)の商品も非常に人気で、IGAはベータ顧客の受け入れを一旦ストップをかけないといけないくらいだった。
少しヒートアップした質問があったのですが、アナリストが「Auth0を抜いたオクタのレガシービジネス」というコメントに、CEOが「レガシービジネスとは呼ぶな」と話はじめ、幸いにもCFOにその後のコメントは遮られました。笑 やはり設立者であるCEOはこういうコメントに敏感ですね。
以上、オクタの決算発表サマリーでした!これから出すコンテンツもかなり楽しみですね!!
では、素敵な1日を♫