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好決算!OKTA($OKTA)の解説

こんばんわー!

本日はオクタの解説をしたいと思います!9月1日に発表された決算内容なので、目新しい情報ではないかもですが、今後の下げをチャンスに買いを検討すべき銘柄としてピックアックしました♫

株価としては今年はあまり良い動きをしていないのですが、ボックスを上に抜けられるのを期待したいですね!

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会社・サービス概要

オクタはIDaaS(アイデンティティ・アズ・ア・サービス)というクラウドでID認証、パスワード管理、アクセス制御などを提供している会社です。2009年にトッド・マッキノン(CEO)とフレデリック・ケレスト(COO)が共同創業したのですが、素敵な創業秘話があります!

2008年リーマンショックの後に、トッドはセールズフォース・ドットコムを退職して起業をしたいと考えました。ただ当時彼は、30大半ば、6ヶ月になる娘さんがいて、奥様も産休中でかつトッド自身最近1型糖尿病と診断されたばかりでした。そんな中、奥様を説得するために“Proposal to move to a new job starting a company (Why I’m not crazy)”(『起業の提案(何故狂った行動でないのか)』)という13ページにわたる提案書を作りました。(実際の提案書をこちらの記事から見れます!下記はその提案書からの一枚です)

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当初はネットワーク管理の会社を立ち上げようと思っていたようで、既に二人エンジェル投資家も確保していました。その後、11月頃に退職をし、共同創業者のフレドリックと一緒に2009年にSaasureという名で起業しました。立ち上げ後、すぐにネットワーク管理から「もしこれだけクラウドから無数のアプリを使う仕事環境になるのなら、IT管理者として確実にこれらのセキュリティ等をモニタリングするツールが必要になる」と考え、軌道修正し、これがオクタの誕生でした!トッドも凄いですが、そんな状況の中サポートされた奥様も素敵ですね!

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では、サービスについてですが、IDaaSの対象は大きく二つに別れていて、一つは顧客ID、もう一つはワークフォースIDです。顧客IDとは例えば、私たちがユーザーとして銀行やアマゾンの自分のアカウントにログインする時に使用されるサービスです。ワークフォースIDは従業員のリモートログインの環境や、従業員の企業内データ等の権限管理等に使用されます。

具体的な商品は多数あるので、いくつか事例を見ながらピックアップしたいと思います。一つ目はFedExの適用事例です。FedExはIAM(IDとアクセス管理)のソリューションを探してる中で出会ったのが、Okta Identity Cloudでした。オクタを使うことにより「ゼロトラスト・セキュリティ」(厳しいアイデンティティ検証プロセスに基づいたネットワーク・セキュリティ・モデル)を簡易的に実行することができました。

二つ目は、MLBです。野球でもファンとの接点がデジタル化する中で、よりスムーズにファンがグッズの購入やオンラインでの野球観戦、オフラインでのサイトの使用等をできるようなサイトの改善を試みていたところ、バックエンドのファンID管理がスムーズに移行ようオクタにお願いしました。

最後に、ムーディーズです。ムーディーズは社内外でのID管理のクラウド移行にオクタを使用しました。これにより、新しい顧客や買収により移行した社員へも、即時に適切な権限を付与することができ、その後もオクタのプラットホームにより、変更等は簡単でありながらリスク管理もしっかりすることができました。

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ITセキュリティを仕事にしていたり、エンジニアでないと少しイメージするのが難しかもしれませんが、例えばこういう経験ありませんでしょうか?パソコンで銀行振込の作業をしようと思ったら、振込を実行するのに、携帯アプリの認証コードを入力しないといけない。これは、携帯アプリを使うことにより、パソコンから振込実行をしようとしている人が本当に、本人か確認するために追加されたプロセスです。振込をする時に追加のセキュリティがあることはユーザーからしても心強いことです、しかしもし銀行サイトのページを移動する度に認証コードを要求されても使う側からすると非常に使い辛いですよね(会社のパソコンでも、ある機能を使うのにパスワードを毎回聞かれるのですが、パスワード自体ちょこちょこ変更しないといけないので、いつも覚えられず面倒に感じています…)。オクタのサービスは、本人であることの確認を強化しつつ、適切な権限を付与し、使う側にも最小限のフリクション(摩擦)であることを追求しています。

第2四半期決算

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では、第2四半期決算の結果を見ていきましょう!オクタは2017年に上場しているため、発行株式数も大きく変動がないので、久々に一株当たりの表を活用したいと思います。

全体としては売上が堅調に伸びている反面(前年同期比+31%、売上金額で+57%)、利益(Non-GAAP)と営業CFがマイナスに転落しているのが分かります。これは5月にAuth0という同業他社を買収した影響が大きいです。もともとワークフォースIDから発展したオクタでしたので、顧客IDに強いAuth0を買収することでアイデンティティ・セキュリティに関連するサービスを充実させました。下記の図からもわかるように、顧客IDの専門性も高めることにより獲得できる市場規模を拡大しました。

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Auth0のPLと買収コストの2千9百万ドルを除いた場合、一株当たり売上は2.08ドルから1.08ドル(前年同期比+15%、売上金額で+39%)、利益(GAAP)は-1.83ドルから-0.64ドルとなります。

また、今後の成長を示すもう一つ大事な指標のRemaining Performance Obligations (RPO、残存履行義務)を見てみましょう。こちらは22.4億ドルと前年同期比+57%で、Auth0を除いても+42%です。ちなみに第1四半期は+49%で、少し下がったものの引き続き強い成長率ですね。

ガイダンス

最後にガイダンスです。

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売上は第3四半期も通年でも+50%前後の成長を予想していて、引き続き強い成長率が期待できそうです。決算コールの中では、アナリストからの質問はほとんどAuth0とのシナジーに関する内容でした。

利益(Non-GAAP)は四半期ベースでは少し悪化ですが、これは引き続きAuth0の影響が大きく、CFOは今後利益率の改善が期待できるとのコメントがありました。オクタは現在のAuth0を数年前の自分達と似ていると話していて、営業利益はもちろん長期的には上げにいく前提ですが今は売上を取りに行くことを優先的に戦略を考えているとのことです。

次の決算発表は12月2日です!まだ時間があるのと、今は市場がまだ不安定なので、ゆっくり検討して見ください。

では、また次回の記事でお会いしましょう♫


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Takako
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