[ケルトのお祭り]Imbolc (インボルク)
フィンドホーンではケルトの暦に沿ったお祭りが季節ごとにあった。
2月1日はImbolc(インボルク)と言って、古代から続く
新しい始まり=春の始まりを祝うお祭り
冬至と春分の中間点であるインボルクを境に
日が長くなり、太陽が力を増してくる
この時期を祝います。
土が温まり、生命が芽吹き、
最初の芽や新芽が吹き抜けていきます。
庭と心に最初の種を蒔く儀式の時。
冬至と春分の中間地点であるこの日に、
花嫁となった女神が大地を歩き、
その足元で雪が溶け、大地が温まり、
最初の花が咲くと信じられています。
その女神の名前はブリジット
(名前は地域によって微妙に異なります)
世界中で、この女神の乙女的な側面は、
さまざまな形や形態で崇拝されています。
誕生の女神として、土地、動物、
人々に豊穣をもたらします。
私が初めて参加したインボルクの儀式は野菜を育てている
カランガーデンでのお祭りだった。
フィンドホーンの面白いところは、特に決まった宗教がないから
その時、そこに居る人が良いと思う事を受け入れて取り入れるところ。
(だと私個人は思っている。みんながどう思うかは知らんけど)
2014年のインボルクの時期。
私は1ヶ月ごとに滞在できるプログラム”LCG(=Living Community as Guests)”に参加していた。初めてカランガーデンを手伝った2013年の夏から、ガーデンの自然と柔軟さ、そして当時のスタッフの人達に魅了されていた。
毎日泥だらけになる自分の爪を見て、生きてるって感じていた。
そのインボルクのお祭りは、アメリカからスタッフ見習いのプログラムに参加していたCathyが『ネイティブ・アメリカン』の儀式をもとに、独自でやっていたお祭りだった。
当時の私はまだ何事にも感動してたから「いいリチュアル(儀式)だった〜」とみんなと喜んでたけど。
何年か続けてケルト式のお祭りというか儀式として、
聖ブリジットの祝福と家のお守りとしての習慣の一つに、
い草やわらで十字架を作り、玄関の上に吊るすというものがあった。
春が始まる時期を楽しみに感じながら、作っていた。