あの日月が半分だった

あの日の帰り道、真っ二つに割れた月を見て、自分はどっちに進めばいいのか。
どこに迎えばいいのか。

半べそだった。半泣き。
嬉しかったのは事実。本当に嬉しかった。

でも。裏切ったのは事実。それを棺桶まで隠すと誓った。

それから縁があって
社長になった。

世界も変わった。
ただの専業主婦じゃなくなった。
でも専業主婦のように時間をこなす。

だけど社長として稼ぐ。

あの時の私とはだいぶ違う。

だから
今また話したいと思う。

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