新型オトナウィルスというラジオが凄まじくおもしろいことについて
㈱BOOK代表の樋口さんが関わるコンテンツはすべておもしろい。これは、樋口さんが関わるコンテンツの視聴者さんの間で、もはや当然のことのようになっていると思います。
コテンラジオ、小倉チャチャチャラジオ、いいかねパレット通信などなど。
僕はほとんどのコンテンツを楽しませて頂いていますが、中でも、僕が最も影響を受けているのが、この新型オトナウィルスというラジオです。
新型オトナウィルスは子供向けプログラミング教室「ITeens Lab 」の代表である古林侑樹さんと前述の樋口さんのお二人が、他愛もない話を、それぞれの知識と思考をフル回転して、めっちゃ深堀りしていくラジオです。
例えば『サービス過剰』というテーマの回は、コンビニの定員さんがおつりを渡す時に、こちらがおつりを受け取るまで、ずっと待っていることが、サービス過剰であり、すごく無駄と思うし、苦痛だ、という樋口さんからの話でした。
コンビニで定員さんがおつりを渡す話から、人に迷惑をかけることについて、日本という国の文化の中で生活すること、さらに、日本という文化の中で生まれた人間であるからこそのバイアス、
そして、サービスを提供する時の設定の難しさについて、などなど話が次々に展開していき、最終的に、古林さんが話した「気をつかうことと気遣い」の話で樋口さんが納得し、この会は終わります。
個人的にこの回は、すごく印象的でした。というのは、樋口さんが、過剰なサービスについて、無駄だと思っていることを僕が知っていたからです。
新型オトナウィルスで、古林さんと話をし、最終的に樋口さんのサービスについての捉え方が変わり、サービス過剰について樋口さんが納得したのを、僕は目の当たりにしました。
人の価値観が変わる瞬間に立ち会えた楽しさと嬉しさ
新型オトナウィルスは、人の価値観を変えるような話がバンバン出てきます。それは古林さんと樋口さんがあらゆる見方を提案し、他愛もない話を変容させて行くからです。
ところで、人とのつながりって大事ですよね。でも、なぜ、人とのつながりって大事なのでしょうか?
人は人とつながることで新たなものが生まれます。多くの場合、それは良いことですが、人とのつながりが、必ずしも何かを生み出すとは限りません。
ただ、グーグルのラリー・ペイジとサーゲイ・ブリン、アップルのスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックなど、人とつながりによって、生み出されたものが今、世界を変えています。
古林さんと樋口さんの相性の良さ
新型オトナウィルスは、視聴者さんの価値観をバンバン変え、まさに視聴者さんの世界の見え方を変えています。それって、すごく価値のあることだと思います。
そして、前述したように古林さんの問いや提案によって、樋口さんの価値観が変わったし、おそらく古林さんも樋口さんとの話の中で、色んな見方が生まれ、価値観が変わっていっているように感じます。
それは深く深く潜っていく知識と思考の海の中で、新たな生物を発見するようなものです。それは、聞いていてとても楽しいし、発見した二人がテンション上がっているのが、なんかめっちゃ良いです。
今、最もホットスポットなラジオです。おすすめですので、お時間ある方、是非。