さようならアオイゼミ。
本日をもって私が創業したオンライン学習塾アオイゼミがサービス終了となりました。
まずは、この10年間アオイゼミを使ってくださったすべての生徒さま。
2012年の創業時より今に至るまで、アオイゼミを支えてくださったすべての従業員及び講師のみなさま。
株式会社葵に投資してくださったすべての投資家のみなさま。
最後まで事業を支援してくださったZ会ホールディングスのみなさま。
心より御礼申し上げます。 本当にありがとうございました。
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私はアオイゼミを3年前に退職し、現在は千葉道場ファンドと言うベンチャーキャピタルで投資家として働いています。
気付けばもう投資家になって3年が経過しており、最近では「アオイゼミの石井」を知っていただいている方も減ってきました。(なので、今でも「塾長」と呼んでいただけるのは地味に嬉しいです笑)
私がアオイゼミで過ごした7年間を振り返ると、本当にいろんな失敗をしましたし、多くの方にご迷惑をおかけしました。反省だらけです。。。
一方で、何もないところから仲間たちとサービスを立ち上げ、多くの生徒さんと同じ時間を共に過ごせたことは、私の人生にとっても本当に貴重な体験となりました。
本当にありがとうございました。
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EdTechという言葉が生まれて、約10年くらい経ったと思いますが、この10年でオンライン学習を取り巻く環境は大きく変わりました。
中高生も普通にスマホ・タブレットを所有するようになったり、学校のDXも(まだ課題は多いものの)大きく進歩しました。
そしてなにより、この2年間の変化が凄いです…笑
ほんの4-5年前、某ユーザーにインタビューした際、「オンライン学習塾で勉強しているなんて恥ずかしくて友達に言えない」と言われたことが今でも記憶に残っています。
それが2020年来のパンデミックで、「オンライン学習」はごく当たり前のものになりました。すごいですよね(笑)。
今や(一時的かもしれませんが)公教育ですらオンライン学習環境なしには回りませんので、現在の状況は本当に夢物語と言うか、まさか未知のウイルスによって時代が追いつくことになるというのは皮肉なものだなぁと感じてしまいます(笑)。
とはいえ、あくまで現在は「使えるようになった」だけかなとも思っています。
(一気に規制されてしまいましたが、その直前の中国の教育市場を見ていると)日本は学校に限らず学習塾などもDXできる余地は大きく、今後10年でさらに進化していくのではないかと期待していますし、こういったスタートアップに投資・支援させていただくことで石井個人としてもEdTechは追い続けたいと思います。
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昨日、最後のライブ配信ということで私も参加させていただきましたが、現在アオイゼミを使ってくれている生徒さんの他、中学生・高校生の時に活用してくれていたOB/OG勢も多数参加しており、さながら同窓会のようなライブ配信となっていました。(運営の皆様、本当にありがとうございました!)
そこでも「勉強が好きになった」「成績が上がった」「志望校に合格した」など嬉しいコメントが沢山投稿されていまして、創業者として本当に幸せな時間でした。
スタートアップという観点では教育サービスは結構シビアなことが多いのですが、やはりユーザーの人生に大きく影響を与えられるというやりがいは、本当に教育事業ならではですよね。
昨日、あらためて生徒の皆さんのコメントを読みながら、そんなことを感じていました。
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10年前はスタートアップの起業家でしたが、現在は投資家として起業家の皆さまをご支援する立場です。
アオイゼミで学んだことを活かして、今後もユーザーを幸せにできる凄いスタートアップ、凄いプロダクトに貢献できるよう頑張ってまいります!
アオイゼミ関係者の皆さんはコロナが落ち着いたら「お疲れさま会」やりましょう~~~!(四ツ谷の「のぶさん」が閉店になったので困っています…)
以下、懐かしい写真集です…w
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