応援消費について考えてみた
ビックエコーとカラオケCLUB DAMで、期間限定メニューが販売されるそうですね。面白いのは、売り上げの1品の注文につき30円を新型コロナへの対策に従事する人を支援するために寄付するそうです。ぜひ、このような取り組みは応援したいし、成功してほしいですね。
コロナ渦になってから、よくクラウドファンディングで寄付を募ることを見かけるようになりました。ふるさと納税も見返りが受けられることもそうですが、もともとの趣旨は故郷を離れた人が、故郷を応援するために寄付をして返礼品を受けるというものですね。
これらのように、何かや誰かを応援するための消費を、応援消費といいます。
では、一つ思ったのが、単に病院に寄付したり、故郷に寄付したりするのと応援消費の何が違うのかというと、単なる寄付よりも、寄付する人の満足度が高いのではないかということです。
例えば、ビックエコーの期間限定メニューでいうと、寄付に加えて食事ができるという満足感、クラウドファンディングは身近な人や自分の興味のあることを応援できるという満足感、ふるさと納税は返礼品を楽しめることですね。
ということは、寄付を集めたいときは、単純に寄付を募るよりも、何か寄付をくれる人に対する見返りや、感情的な満足感を高める工夫をするのがいいってことなのかなと思います。
例えば、街頭で普通の大人が募金を募っているよりも、子供たちが募金活動してる方が、寄付が集まる気がします。それは、大人が寄付をしたくなるのは一生懸命頑張っている子供だと思うからです。大人たちは子供が持つ募金箱に寄付することで、子供たちの応援をしたという満足感を得られると思います。
寄付というのを深掘りしていくと、いろいろ気付かされることありますね。きっと誰にとっても、他人に何かをお願いしないといけないことが出てくると思います。そんなときに、お願いされる側の満足感を高める工夫をしていけばいいのかなと思いました。