鼻中隔弯曲症と手術(3) 手術後2~6日退院まで

手術後最初の朝
手術後最初の夜はほとんど寝られなかった。鼻が100%ふさがっているので、口の中が今まで経験しなかったくらいに乾いており、水をいくら飲んでも解消しない。また、多分、手術のときに呼吸器の管があたったとおもわれる口内のちょっとした傷が口内炎になってさらに痛い。鼻の傷にズキズキした痛みがあり、さらに頭も痛い。アイスノンが気が付くとまったくぬるくなってるんのでチェンジ。

36時間ぶりの食事は
朝食は8時過ぎにあるが、全く味がしない。鼻に空気が通らないと、全く味がしないんだ。噛んでも味がしない食事というのは苦行。ぼーっとしてるので活字を読む気力が湧かず、点滴が刺さってるので動きも制限される。午前中に病室の階にある診察室で診察してもらい、鼻を覆っている血染めのガーゼと綿球を交換した。

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昼食、夕食完食しましたが、味がないのがしんどい。噛んで呑み込む時に耳がピキっと痛くなるという苦行。(でも食事くらいしか生活に変化がないんだよなぁ)

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シャワーを浴びる
夕方には点滴のチューブを一部外してシャワーを浴びることになった。頭を温めると出血すると言うことで、首から下だけだったがすっきりし、手術の時から着ていた浴衣とT字帯(という名前のなんだか情けないガーゼふんどし)をTシャツに短パンに着替えてスッキリ!(点滴の管がつながっていると着替えが出来ない、というのは改めてわかる)ちなみにこの大学病院は冬でもTシャツで充分。受付階に行くとそれなりに寒いが、病室では全然問題なし。

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夜は相変わらず寝られず、午前3時にあきらめてナースステーションに行って眠剤をお願いする。この病院は眠剤出すのに慎重で、ふらつくので勝手にトイレ行かないようになど釘を刺されてちょっと弱めの眠剤をもらう。それでも一応数時間は眠ることが出来た。

アドバイス
病室は冬でもかなり暖かいところがあるので、事前に調べて衣類を準備しておいた方がいい。
口内炎痛かった。サプリメントなど準備していった方がよかった。それか、診察時に口内炎痛い!と訴えるべきだった。(サプリの服用についてはお医者さんと要相談)

手術後2日目:痛みが消えた!
眠剤のおかげで数時間寝られたあと気がついたのは、痛みが消えたこと。今日は夕方に担当医の診察があると言うことで、鼻の中のもの取ってくれるかと期待。綿球には相変わらず血と鼻水がにじんでくるので、自分で取り替える。痛みは消えてるけど相変わらず鼻から空気は入ってこないので、口は乾いたままだが痛みないのはずいぶん楽になる。

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通信環境
病室にLANの口があったので、かみさんに言って小さいルーターとケーブル持ってきてもらったがつながらない。ナースセンターに聞いたら「あれ、付いてるだけで使えないと思いますよー」とのこと。。。ホントかよと思ったけど考えるのが面倒なのと、iPadの方の通信料はまだあるので、まーいーかーと。本を読むのは好きだが、どうにも集中できず、まとめ読みしようと思っていたギリシャ神話の本などどうも活字が進められない。iPadでYoutubeを見るくらいのテンションがちょうどいいので、LANの環境何とかならないのかなと思う。

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診察
楽しみにしていた夕方の診察、鼻の中にプシュプシュ薬をかけて、ピンセットで右の鼻からずるずるっと血染めのわたを取りだす。だいたい7,8センチの長さ。「左は今とるとちょっと痛いかもしれないので明日とりましょう。」ということで終了。そこで結局鼻の穴には綿球を詰めるので鼻どおりは少なくなるが、今までゼロだったのが10%くらいになりすごく快適!綿球の焦げたようなにおいがすごく気になり、臭いが一気に鼻の中に押し寄せてくる。水を飲むときも耳がパツンといわずずいぶん楽になった。

味覚復活
ご飯、特に白米を食べるのが匂いがわからないと味もわからず、かなりきつかったが、この夕食からおいしくいただけるようになった。

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洗髪復活
この夜から頭も洗えるようになったので、シャワーでスッキリ。今夜はよく寝られそう。まだ傷口が膿まないように抗生剤を点滴してるので、シャワーの時は使い捨てのゴム手袋をはめながら。

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手術後3日目:点滴を抜く
今日は抗生剤最終日なので点滴を抜く。これは随分楽になります。体の動きが不自由なのは大体この点滴なのでたすかります。

開通の兆し
午前中に主治医の診察があり、昨日と反対側の左側からピンセットでずるずる引き出す。一気に空気が鼻の中に!開通率が7割くらいにスースー。だけど結局鼻に綿球を詰めるので3割くらいに戻る。この日から鼻うがい開始。入院前にやったときはびしょびしょになったけど、鼻が開通してるからか反対側の鼻の穴からちゃんと出てくる!楽。これを朝昼晩の三回やる。

鼻うがいの後
部屋に帰って横になってると、鼻の奥から口にぼろっとどす黒い塊が、右鼻の穴から、ついで左鼻の穴からこぼれてくる。どうも綿に血が染みた物らしいが取りだしてごみ箱へ。これも開通率ずいぶん上がりました。3.5割くらい。

マスク事情
病室のエレベーターホールにはマスクの自動販売機があるんですが、新型コロナウイルス騒ぎで、ここの自販機もずーっと売り切れです。マスクしてても普通の人には感染には関係ないので不要不急なマスク着用はやめて、医療関係者に回した方がいいと思うのですがね。。。

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この後は、もう退院までルーティンです。三食、三回の鼻うがいとひまつぶし。手術跡の痛みはほとんどなくなったのですが、口内炎はますますひどくなり、特に口の上のいわゆる口蓋の部分が痛い。

支払い
退院日は日曜日で精算ができないので、土曜日に受付階に行って支払いを。16万3千円ちょっとと、部屋をアップグレードした5万円の合計21万円でした。(加入していた生命保険の手術特約と入院特約で13万円戻ってきましたので、実質8万円の負担)

いよいよ退院
日曜日は病院最後の食事と、午前中の診察でとりあえず釈放。鼻のとおりはずいぶんよくなってきているし、たった一週間でも久しぶりの外はずいぶん春めいてきてなんだか気持ちが期待で膨らむ。タクシーですぐの我が家へ!とりあえず退院後しばらくは長湯禁止、鼻かみ禁止、泥酔禁止ということでした。

注意:この一連の文章は著者の個人的感想に基づいています。医療治療に関することはそれぞれの事情が違いますので、正確な情報は専門医にお伺いください。


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鼻中隔弯曲症と手術(1) 入院まで
鼻中隔弯曲症と手術(2) 入院から手術完了まで
鼻中隔弯曲症と手術(3) 手術後2~6日退院まで
鼻中隔弯曲症と手術(4) 退院後~退院後最初の診察


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