Kの乱
どうも、たかさんです。
歯医者ネタでもう一個。
これは、別の歯医者に
行った時の出来事です。
その歯医者は
診察室に入ると、
診察台3台が縦に並んだ作りに
なっていました。
私は、診察室から
一番近い診察台に案内されて
診察を待っていました。
私の隣には
私より先に来ていた
患者さんと先生がいました。
ここの先生は
60歳前後のダンディな見た目。
とても話し方が穏やかで、
怒るようには到底見えないのですが…
なぜか、
この患者さんには
とても強い口調でした。
先生は
患者さんの名前を呼んでいたのですが、
ここはあえて、「Kさん」と表記します。
↓先生
🧑⚕️「だからさ〜。Kさん。
簡単に歯は抜けないんだって」
Kさん「でも、どうしても痛いんですよ。」
🧑⚕️「虫歯もないし、レントゲン撮っても
おかしなところ無かったから。」
Kさん「なら、どうすればいいんですか?」
🧑⚕️「異常ないから、
歯を抜くことはできないよ」
Kさん「でも、どうしても痛いんです😭」
こんな感じの会話を
私が来てから永遠と繰り返してました。
恐らく
Kさんは初見ではなく、
何回もこの歯医者を受診。
そのたびに痛い歯(恐らく奥歯)を
抜いて欲しいと
懇願しているようだった。
🧑⚕️「痛い歯って、自分ではわからないよ。
間違って抜いたら大変だよ。」
K さん「私にはわかります!」
🧑⚕️「…じゃあ、いくつか歯を触るから
痛い時に教えて」
Kさん「わかりました。」
先生が
細いカギ爪状の道具を出して
Kさんの口に入れる。
🧑⚕️「これは?」
Kさん「痛くないです。」
🧑⚕️「これは?」
Kさん「痛いです。」
🧑⚕️「これは?」
Kさん「痛くないです。」
🧑⚕️「これは?」
Kさん「痛いです」
………
🧑⚕️「ほらっ。痛い歯が毎回違うじゃん!」
Kさん「じゃあ、全部悪いってことですか?」
🧑⚕️「だから、痛い歯って本人にも
分からないんだって。
この状況では抜けないって事!
全部抜かなきゃいけなくなるよ。」
Kさん「それでも構いません!」
🧑⚕️「出来る訳ないてしょ!」
Kさん「…」
その間に、
私の治療は終わったので
このあとの続きは分からずじまいです😭
Kさん、あの後どうなったのかな。
全部、歯を抜いたのかなぁ。
歯医者に行くと
そんな事を思い出します。
…もっといい出会い無いのか😅
たかさん