久しぶりに怒鳴られました

 鬼の霍乱 Ⅱの続編です。久しぶりに歯科医院以外に通院しました。帯状疱疹だったというのが鬼の霍乱 Ⅱでしたが、その時に1週間後にまた来なさいと言われ、予約しますかというのでしました。そして1週間後に行きましたが、予約時間前に行ったのにもかかわらず他の患者さんばかり呼ばれて、私の番が来ません。結局30分経って待合室にいた全員の診察が終わってもまだ呼ばれません。これ予約の意味あるんかなと思っていたら、そこに新患だと言う人が現れ必要書類を書いている間も呼ばれません。あの人が先に呼ばれたら受診せずに帰ろうと思っていたら、やっと呼ばれました。
 患部を見ていただいたら、大分良くなっているから「帯状疱疹の薬は止めるが他の薬は出す」と言われたので、「結構です。薬はいりません」と答えると「何でだ」と怒り始めました。「薬は嫌いですから」「あんたに出した薬はこのあたりでは俺しか扱ってないんやぞ。まだ治ってないから出すと言うとんじゃ(俺はそんじょそこらの医者とは違うんじゃ。そんな俺の指示に従えんのか・・・私の心の声)」と怒鳴り始めました。
 久しぶりに怒鳴られたなぁと思いました。昔から地域のお偉いさんや学校の管理職から、よく怒鳴られたという話は何回も書いたと思います。怒鳴られ慣れているので「どういうつもりで怒鳴っとんかな」と相手の心理を読むことになれていました。自分の意見・提案が受け入れられなかったときに怒り始めるのには、2つあって「自分に絶対の自信があって周りが全て馬鹿に見えている(お前らが100年考えても俺の意見に及ばんから無駄なことをせずに俺に従え)」(田舎には殆どいません)と「自分にも自信がない部分があってそこを突かれないようにとか突かれたとき(お前の意見を受け入れたら、俺はお前の下と言うことになるから絶対に認めん)」だと考えています。前者なら「今回は薬を止めとくが、完治しとらんから、ぶり返すことも多いぞ。その時はすぐ来いよ」と言うはずだから、この人は後者だろうな。そう言えば初診の時患部を図示しなさいと人体図があったので右の前と後に○をつけたのですが、それと私の体を見て「あれちがうぞ・・・ああ合うとるわ」とつぶやいていたぞ。前後になるわけだから左右逆に見えるのは当然だし、皮膚科医なら当たり前でしょと思ったなと思い出しました。
 しかし、薬は出すというので、薬局に行きませんと答えて「お世話になりました(2度と来ません)」と言って診察室を出ました。受付で会計と処方箋を渡されてみたら、帯状疱疹の薬はなくて、解熱剤とか栄養剤のような物ばかりなので、「病気治ってないと言いながら、この薬は何(指定された薬局はあなたの経営で、俺の儲けに黙って協力しろ)」と薬局には行きませんでした。
 しかし、現代人は生真面目(クソ真面目)な人が多いなぁ。私のように半分が冗談でできているような人には生きにくいなぁ。「そんじゃ今回は薬は止めとく」と言ってくれたら、「私は1日何回も口と胃をアルコール消毒していますので」と答えて笑って過ごせたのになぁ。


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