私の健康法

 今年喜寿を迎えましたが、あまり自覚がありません。他人からは元気そうとか年の割に若いと言われることが多いのですが、妻からは何も考えてないからだと言われます。小さい頃から童顔であったことは確かです。中学校を卒業した春に、家で接待をしていたお遍路さんに「今度どこの中学校に行くんな」と言われました。また大学院生の時、学生運動でノンセクトラジカルとしてヘルメットを被ってデモに参加して機動隊員にデモ隊から引き抜かれ、ヘルメットを取られ顔を見られたが、すぐ放免されました。多分教養部の学生ぐらいに見られたのではないかと思います。院生と分かったら逮捕されていたかもしれないと思っています。もしかして、その後の人生も変わったかもしれません。しかし、私はヘルメットは被ってもゲバ棒を持ったことはありません。その事をノンポリだった友だちに言うと何が違うのかと問われて「ヘルメットは防御だがゲバ棒は攻撃になる」と言うと納得してくれました。だから童顔かどうかより何もできない雑魚だと見抜かれて、逮捕してもしょうが無い奴として放免されたのかも知れませんが。

 この年になって何故顔の若さにこだわったのかというと、若く見える人ほど元気であると言うドクターがいるからです。確かに同年の友だちに会うと私より若く見える人はいません。妻に言うと「あんたが脳天気やからや」と言われますが。

 何年か前にお茶飲み友だちと喫茶店で話しているとき、「元気やなぁ。何か健康法あるん」と聞かれ「一杯あるよ。長い順から言うとまず生まれたときから。人に嫌われたり悪口を言われても全然気にならないこと。あっそうですかはいさようならで終わりです。嫌いだと言われた人に自分のどこが嫌いかを聞いても教えてくれないし、もし言ってくれた場合でもそこを治しても絶対好きにはなってくれないから。それなら私とは合わなかったんですねと付き合いを止めます。次に長いのは薬用酒です。小さいときから体が弱かったので母が買ってきてくれて小学生の時から飲まされました。まずいというと薬だから飲めと言われ、高校卒業まで朝晩飲まされました。そして35歳で地元に帰ってきてから又飲み始めました。おそらく50年以上飲んでいると思います。効果は実感できません。次は運動です。バドミントンです。教員になって生徒とやっていましたが本格的にクラブに入ってやり始めたのが35歳ですからもう40年以上やっていて、今も続いています。その後は朝晩寝る前・起きてすぐ腹の指圧をやってます。膝を曲げて下着を下げ腹を縦・横と何本かの指先で順番に押して回ります。これは偶然見つけたものです。ある晩腹の上に手を置いて寝ようとしたとき、何気なく指を軽く圧しました。びっくりするほど痛かったのです。何でと思いもう一度圧しても痛いのです。ところが3度目に圧すと痛みはかなり薄らいでいます。4度目には全然痛くありません。指の位置を変えたつもりはないのに動いたのかとそのあたりを圧しましたがなんともありません。そこであちこちを圧さえると、また痛いところがありましたが、やはり4度目には少しも痛くありません。なんでと考えました。もしかして東洋医学でいう未病なのではないか。そこを刺激することで未病状態を抜けたのではないか。いわゆるツボ刺激により収まったのではないか。とすれば今後も続けようともう10年近くやっています。体調がよくなったかどうかは分かりませんが悪くなったとも思えないので続けています。そのせいかどうか分かりませんが、健康診断を10年以上・がん検診は15年以上・インフルエンザウイルス予防接種は一度も、受けていません」と答えました。現在ではコロナウイルス予防のワクチン接種もしていませんが、至って快調です。これはコロナの感染者が少ない県ということと山中で一日の大半を過ごしているからでもあります。

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