免許更新のために自動車学校に行きました

 4月は私の誕生月です。昨年が喜寿でしたので、もう77才になりました。そして、免許証の更新をしなければいけない年でもあります。田舎暮らしに車は必須アイテムですから。そして前回の更新は74才でしたので受けなくて良かった認知症検査を受けなければなりません。
 昨年の10月頃に認知症検査を自動車学校で受けるようにと通知が来ました。半年も前に来るのにびっくりしましたが、そんなに慌てなくても良いだろうと放置していました。今年の2月初めにそろそろかなと自動車学校に連絡したら「もう4月まで予約で一杯です。5月からなら予約できます」と言われてびっくりです。別の自動車学校に連絡しても4月中旬以降しか開いていないとのことです。それでは誕生日を過ぎてしまうと言うと、県全体の自動車学校の予約状況を把握している機関があるから、そこに問い合わせるように言われました。問い合わせて、事情を説明すると「まだ大丈夫ですよ、5月中旬までに更新すればいいから」と言われました。誕生日の1ヶ月後まで更新可能とは知っていたのですが、今までは必ず誕生日前までに更新していたので、慌てていて思いつかなかったのです。それを聞き、4月中はまだ予約できる市内の自動車学校に予約しました。

 どんな検査なのかが気になりますよね。そして、その結果次第で更新のための講習が2時間コース、3時間コース、医師による認知症診断を受けるコースに分けられるのです。もう受けたという同級生が経営する喫茶店に行き、「どんな検査なんやろか」と聞くと、一番の難関は16個の絵を予め見せられて、覚えなさいと言われる。その後別の作業(計算・時計に時刻を書き込む等)をしてからさっきの絵に描いてあったものの名前を書くことだという。「互いに脈絡のない絵を16個も覚えられんがな」と言うと、その絵は4パターンしかなく、その内のどれかから出題されるからと4つのパターンのコピーをくれました。そして覚えるためにはめちゃくちゃでも良いからその絵を全て使った物語を作るといいと言われたのですが、それを4パターンも作るのかとうんざりです。しかしそれしかないなと思いました。それにしても2月から4月まで、そんなことやっとれん、私は短期集中型やと2~3日前までは何もせず直前になって酒を飲みながら覚え始めたのですが、元々物覚えが悪い(物忘れは速い)・寄る年波・酒とトリプルなので覚えられません。覚えたと思っても暗唱しようとすると出てきません。最後は諦め、「まあ医者の認知症診断を受けることはないだろうから、講習時間が3時間になって、多少費用も多くなるが、まあしゃぁないな」と覚悟を決めると気は楽になりました。

 さて、当日になりました。自動車学校に行くと、それらしき人たちがいました。ただ、漠然と予想していた人たちと違うなと感じました。「おっさん・おばはん」を予想していたように思うのに、実際は「おじいちゃん・おばあちゃん」でした。75才以上なんやから当然だよなと思うと同時になんとかなるんじゃねーとも感じました。予約している人は14人だったそうですが、1人欠席で13名が受けました。30分くらいの試験時間でした。そして難問の16個の絵を覚える問題は4パターンの内のA パターンでした。ラッキーと心でガッツポーズです。やはり最初に覚えるからです。結果は当然(と後だから言えます)2時間コースです。そして受検者の殆どが2時間コースでした。3時間の人も少しはいましたし、私の前の席の人は係員から事務所に来るように言われていて、そのまま帰ってきませんでしたので医師の診断を受けなければならなくなったのかなと思いました。来月の7日に2時間の講習を受けて免許更新です。

 これから後期高齢者でこの検査を受ける方に申し上げます。あまり心配しなくても大丈夫ですよ。気楽に受けて下さい。そして5月中旬からはコース時間は2時間だけになるそうですよ。私の感想を言うと、この検査で老人の交通事故が減るとは思えないです。免許を取る人が減っているので自動車学校の経営改善のためと感じてしまいました。

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