マンガ

 私は月曜日から土曜日まで喫茶店に行き、モーニングを食べながらそこにおいてある新聞・週刊誌を読んでいます。新聞では数独・クロスワード等のクイズをやっています。そして新聞記事等は読みません。前に書いたと思うのですが、家でも新聞は取っていません。政府の広報誌を金を払って読むのは止めました。週刊誌はマンガが主体です。シニア週刊誌も読みます。若い人向けのマンガ・週刊誌は読みません。読む物がなくなったとき若い人向けのそれらを読んだときビックリしました。マンガは私には理解できませんでした。あまりにおどろおどろしいのが多くて読む気がしませんでした。そしてシニア向けのマンガ等にもそんな物が少しずつ増えて来つつあるような気がします。評論家によれば「国民全員に聖人君子が求められるようになったので、心のモヤモヤをそうやって解消しているのではないか」と言っているようですが、私はいりません。もう1つビックリしたのは、若者向けの週刊誌等には女性のヌード写真がなく、あるのはグラビア写真だけです。シニア雑誌には一杯載っているのに。これも若い人の草食化のせいなのでしょうか。それともその類いの物は動画で見ているのでしょうか。私としては少子化防止の意味でもそうであって欲しいなと思います。
 私は小さい頃から涙もろかったです。昔は「男が泣くのは恥ずかしい」と言われていたし、私も思っていたのですが、すぐ涙が出てしまうので、隠すことに必死でした。わざとあくびをしたり顔を人のいない方向に向けたりと大変でした。しかし、まわりからはばれていて、大人から私の本名をもじって「なきおみ」とからかわれていました。涙もろさよりもこのからかいの方が嫌でした。そして本を読んでいてもそうなることがありました。そしてマンガを読んで涙が出たこともかなりありました。最近泣いた物は古いマンガですが「ブラック・ジャックによろしく」です。昔も読んだことがあるのですが、単行本として出ている物をまとめて喫茶店に置いてあったのです。もちろん「ブラック・ジャック」は手塚治虫さんが書いているマンガの主人公です。医学博士である手塚さんが豊富な医学知識を駆使して、医師免許は持っていない(はず?)が神業と言える技術で頼まれた手術を完璧にこなしていくストーリーです。一方このマンガはどちらかと言えばドジなインターンが主人公です。ドジですが、いろんな矛盾に対して誠実に対応しようとして周りに迷惑ばかりかける内容です。こんな奴おらへんで・生きていけへんでと思いながら、どっかにおって欲しいと感情移入してしまいます。そしてそんなことで泣ける自分は、まだ若いのかなとも思っています。最近はマンガを読んで泣くこともなかったのですが・・・。
 このマンガを読んでいない人は、あの国民映画と言われる「ふうてんの寅さん」を思われるかも知れませんが、私は全然違うと思っています。あの映画のどこに皆さんが共感するのか分かりません。お金を出してまであの映画を見に行く人の気持ちが分かりません。非常に評判がよかったのでかなり前に1本だけ見に行きましたが、その後一度も行っていません。


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