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airbnbの悩みを解決!-TurnoverBnB-

スタートアップ名 TurnoverBnB ターンオーバービーアンドビー

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※HPへは上の画像から飛べます

何をやってるの? お掃除をしてくれる人や会社をマッチング(紹介)させてくれるオンラインサービス。主にairbnbで家やアパートを貸して収入をたてている人たちがお掃除やさんや、ハウスキーパーを探すのに使うプラットフォーム。

airbnbとは?:この説明をしちゃうとこれでブログがひとつ作れちゃうので、大分割愛して説明します。自分が普段使っていない借家や別荘を、旅行者にホテル代わりで使ってもらいたい!!という人が自分のおうちの情報をこのプラットフォームにのせて、貸出できるサービス。(民宿プラットフォームですね。)日本にもありますが、それぞれのマンションのルールだったり、旅行者に宿泊施設として貸し出すのに規制があってあまり流行らず。外国の方は結構、日本でも使っていますが、日本人が使うことはあまりないようです。airbnbについてもっと知りたい人は上手に説明しているサイトを民泊大学(すごい大学だな!)さんのページで見つけたのでここで!

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※airbnbのサイト画像

カテゴリー シャリングエコノミー事業・プラットフォーム

シャアリングエコノミーとは?:自分がもっている「もの」や「時間」を自分が使っていない時に他人に貸し出したり、サービスとして提供し、その隙間時間をみんなでシェア(共有)することにより、「もったいない」を埋めるサービス。上記で説明したairbnbもシェアリングエコノミー事業の代表例。要するに自分がもっているモノ(ここでは不動産)を自分が使っていない隙間「時間」に旅行者にシェア「共有」することによって、貸し出す方は「お金」を、借りる方は安くて簡単にその「空間」をもらえるわけです。他にもシェアリングエコノミーといえば、「Uber」などのシェアライド(乗り物や交通を共有)する会社もありますが、長くなるのでこちらのCareer Motivatorさんのブログをご参照ください。ちなみのコロナ前は大分ブームでアメリカ中がシェアしまくっておりましたが(←なんか変な表現だけど、まさにそんな感じだった)コロナ以降、知らない人との交流や共有が危険になり、旅行や出張などの人の行き来がなくなったのでただいま停滞中...。

業種 観光・ホスピタリティー

サイズ シード

シードとは?:シードレベルってなに?ってひとは、前回のブログを参照してください。ちなみにハワイのスタートアップはほとんどがシードです。なぜならハワイで生まれたばかりのスタートアップはターゲットとする市場が小さいから。なんたってハワイ州の人口は140万人(我が故郷鹿児島は160万人)シードの次のレベルが「シリーズA」と呼ばれるステップになりますが、・顧客獲得の見込みがすでにたっていて、顧客が増えた場合にかなりの収益増がほぼ確定している。・資金調達の使用が人の雇用とかマーケティングとかトライアルフェーズ(市場調査や商品のニーズや市場フィット感をみたり)を抜けて市場拡大や顧客増に使われる・資金調達額はだいたい最低でも1億以上ぐらいになります。なのでハワイを卒業して次の市場にいくときにシリーズAにいくイメージですね。ちなみに前のブログにも書きましたが、このスタートアップのサイズを表す「シード」とか「シリーズA」とかは業種、国、市場によってさまざま。日本だとシリーズAの調達額は何千万とからしいけど、アメリカは2019年のシリーズAの資金調達金はなんと13億円らしい。まあ、概念自体が新しいのでみんな手探りなんでしょうか‥。

市場のニーズ これを説明するにはairbnbの説明が必要なのですが、なじみがない人には難しいので、民宿かホテルを例にして展開していきましょう。

ご自身が、民宿かホテルを運営しているとしましょう。GWはきっと繁忙期でしょう。4月30日〜5月2日までお客さんA、5月2日〜5月5日までお客さんBなんて1日も置かずに、ひとつの部屋を回転させなくてはいけないことなんかザラです。

ここで問題は、5月2日にお客さんAがチェックアウトしてお客さんBがチェックインするわずかな間にお部屋のお掃除に入らなくてはいけない。ということです。ホテルならハウスキーパーで働いている方がいらっしゃいますし、民宿だったらオーナー自身か管理人さんがお掃除しますよね。

ところがairbnbの管理人や経営者はほとんどの場合がそこにいません。なぜなら、大抵がマンション/アパートの1室や空いている一軒家の貸し出しているので、ホテルや民宿みたいにお掃除担当の人が常時いるわけではありません。宿泊者のチェックイン・チェックアウトに合わせて、お掃除のたびに誰かがいくか、掃除屋さんを雇わなくてはいけません。

そして、次の問題は、そうそう都合よくお掃除やさんが見つからない。ということです。上記の場合を想定すると、お掃除の場合ピンポイント5月2日11時〜午後3時の間に入らなくてはいけないのですが、そんなピンポイントで来れるお掃除会社が来れるともわからないし、オーナーがいちいち行くのも大変。

しかも、大体のairbnbオーナーは本業があって、もっている不動産の空き家を貸しているだけなので、そんなお掃除のために、いちいち、本業の仕事を抜けられないし、airbnb運営が本業の人も、物件が点在していて、行ったり来たりが不可能なこともあります。

そこで、そのairbnbのオーナーや部屋運営をしているためのお悩みに答えるためにできたのが 「TurnoverBnB」です!

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※ホスト(airbnbの管理)側は1個のアプリでたくさんの機能が簡単に操作ができます。

お掃除にきて欲しい日にち・時間に、ピンポイントで来てくれるお掃除屋さんを探している人と、自分が空いてる時間にお掃除をして、小銭を稼いぎたい。あるいは、お掃除会社が空いてる人材をはめたりして、お掃除して欲しい人と、お掃除をサービスとして提供している人をマッチングさせることにより、両者がWin Winになる環境をつくるための、まさに「シェアリングエコノミー」事業だと言えましょう! 

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※宿泊者の予約からお掃除まで自動スケジュール機能なんてものもある模様

ちなみに創業者のAssafさんも、ご自身がairbnbでお部屋を提供していて、来て欲しい日にお掃除してくれる人がみつけられず、お客さんをいれられなかったり、お掃除にクレームがついたり、大分頭を悩ませ、このスタートアップを思いついたそうです。

※英語ですが、説明の動画がありました。

私の感想 実はファウンダー(創業者)のAssafさんは私のハワイ大学のMBAの後輩でして、私の主催するピッチイベント " Island Innovation Demo Day" でピッチをしてもらったことがあります。

ピッチとは?:スタートアップが投資家に対して投資のお願いをするために短いプレゼンテーションをすること。でもプレゼンテーションとはちょっと違います。プレゼンテーションは相手がすでに興味をもっている状態で、細かい数字なども話したり、資料満載でお届けすることがありますが、ピッチの基本は投資家の興味を持ってもらうための自己紹介です。なので第一印象がとっても大事!(1)シンプルかつわかりやすく(2)短めに!が大事です。5-7分ぐらいが主流ですが、「エレベーターピッチ」なんて言って、1分〜30秒でやることも!ピッチに関してもっと知りたい方は、Frestraxさんのこちらまで

日本は、コロナ以前、オーバーツーリズム(観光客の人数がキャパ越えて、住民の迷惑など色々と問題がおこること)なんていうのが問題になったくらい、外国からの観光客の方が多かったので、airbnbもきっと爆発的に流行るだろうし、そうするとお掃除の”人手”っていうのがかなり必要になってくるのでは?と思って日本市場にもニーズがあると思ったのですが、予想が外れました...。

理由は色々あると思いますが、私的見解では、一番最初に説明した理由でairbnb自体があまり日本で普及しなかったこと。そして次に日本で思ったより「副業」「副収入」の概念が浸透していないこと。

やはり一般の社会人の方は毎日の会社での業務や仕事、暮らしに追われて airbnbで不動産を貸し出して副収入を得よう。とかこういったマッチングサービスで隙間時間に副業しよう。って考える人がまだいないのかな?っと感じました。

ただ、もちろん若い人の考え方もどんどんん多様化していますし、「終身雇用制」っていう概念がうすれゆく日本でもこれからどんどん受け入れられていくのかもしれません!TurnoverBnBでは一緒に日本で事業を拡大してくれるパートナーがいたらぜひ日本市場も狙いたい!とのことなので、ご興味のある方はぜひご連絡を!


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