見出し画像

週刊審判ダイジェスト 新春特大号(2025年1月7日)

新年明けましておめでとうございます!

本年も「週刊審判ダイジェスト」では審判関連ニュースを毎週取り上げて参りますので、何卒よろしくお願いいたします。


今年最初のトピックはこちら。

今週の話題① - NPBアンパイアスクールに高野連審判委員が参加 - 

この記事から私の考えることは次の2点。

  1. プロ野球(NPB)審判員は責任を持って自身のより一層のレベルアップ、さらにリソースの提供をアマチュア審判員に行うべき

  2. 審判員にいわゆる「プロ・アマ規定」が適用されている無意味さをもっと多くの人が認識し、発言力のある人たちが撤廃を訴えかけていくべき

”日本トップ”のNPB審判員の責務

まずはっきり申し上げますが、日本においてはプロ野球(NPB)の審判員の技術力がダントツで一番であることは間違いありません。それは、

  • 担当試合数が圧倒的に多いこと

  • 担当している野球のレベルが高いこと

の2点が大きな理由です。ただしこれは必ずしもNPBにいい人材が集まっているからというわけではないことは留意しておかなければなりません。言い方を変えれば、アマチュアで活躍されている審判員の方々が素質で劣っているからプロの舞台に立てていないわけではないということです。選手は実力の世界ですのでこのような理屈が通りますが、審判員は決してそうではないことだけはアマチュア審判員の皆様、並びに野球ファンの皆様にはご理解いただきたいことであり、NPBの審判員にはぜひ肝に銘じてもらいたいことでもあります。

なので、私のこの”交流”に対する意見は、アマチュア審判員の方々はレベルにかかわらず、NPB審判員がインストラクターとして参加する講習会で参加可能なものがあれば積極的に参加すべきだと思います。その分、NPB審判員は海外研修などの機会が多分にあるわけですから、もっとそのリソースを活用してレベルアップしつつ、その知識を普く日本のアマチュア審判員の方々に提供するという責任感を持つべきです。

かつてのNPB採用の仕組み

ここから先は

8,969字 / 4画像
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?