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日本で一番詳しいブロッキングベース(MLB版) 実例集

※最終更新:2024年6月14日

今年から導入された「ブロッキングベース」。

ルール自体の変更ではなく、これまでの「走塁妨害(オブストラクション)」の解釈を変更することで、近年増加していた野手がボールを持たない状態でのベースのブロックを防止を促すために、今年のスプリングトレーニングから実施されていました(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。

今回はスプリングトレーニング、およびシーズン開幕から1週間で実際に起きたケースをもとに、ブロッキングベースの運用方法を具体的に解説いたします。

なお各例では、適用の異なる日本のプロ野球(NPB)での解釈ではどうなるかも予測して解説します。参考にしていただければ幸いです。


ルールの根拠

6.01 妨害・オブストラクション・本塁での衝突プレイ
(h) オブストラクション
 オブストラクションが生じたときには、審判員は〝オブストラクション〟を宣告するか、またはそのシグナルをしなければならない。
(1)  走塁を妨げられた走者に対しプレイが行われている場合、または打者走者が一塁に触れる前にその走塁を妨げられた場合には、ボールデッドとし、塁上の各走者はオブストラクションがなければ達しただろうと審判員が推定する塁まで、アウトのおそれなく進塁することが許される。
 走塁を妨げられた走者は、オブストラクション発生当時すでに占有していた塁よりも少なくとも1個先の進塁が許される。
 走塁を妨げられた走者が進塁を許されたために、塁を明け渡さなければならなくなった前位の走者(走塁を妨げられた走者より)は、アウトにされるおそれなく次塁へ進むことが許される。

公認野球規則 第6章 反則行為

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