【無料記事】全米有名大学カンファレンス「ダブルファーストベース」を試験導入
花巻東高校卒の佐々木麟太郎選手(スタンフォード大)をはじめ、近年日本からアメリカのNCAAに所属する大学に進学する野球選手が珍しくなくなりました。
アメリカの大学スポーツにおける連盟の一つ、サウスイースタン・カンファレンス (Southeastern Conference、通称SEC) は、今シーズンの野球のトーナメントで試験的に「ダブルファーストベース」を導入することを発表しました。
ちなみに佐々木選手の所属するスタンフォード大学はアトランティック・コースト・カンファレンス(Atlarntic Coast Conference、ACC)に所属しています。
この試みの目的は、一塁ベースでの走者と守備の衝突を減らすこと。「ダブルファーストベース」は、今シーズン一部のSECカンファレンス外 (non-conference)の試合ですでに使用されています。
NCAA (National Collegiate Athletic Association、全米大学体育協会) の規定に基づく、「ダブルファーストベース」の使用に関するガイドラインは以下の通り。
打球が白いベース部分に当たったり、またはバウンドしながら外野の方へ越えて行く場合に、その上方空間を通過したりすれば、フェアボールとなる。
打球が最初に白いベース部分に触れなかったり、バウンドしながら外野の方へ越えて行く場合に、その上方空間を通過したりせずに、オレンジ(または緑)色のベース部分に直接当たったり、跳ね返ったりした場合、ファウルとなる。
打者走者に対する最初のプレイが一塁で行われる際は、守備側チームは「ダブルベース」の白い部分を使用し、打者走者は カラー部分を使用しなければならない。”振り逃げ”の場合は、守備がカラーベース側で行われている場合、走者は白いベース、野手はカラーベースを使用できる。つまりこのケースに限り、走者と野手はどちらのベースに触れても構わない。
打者走者にプレイが行われているとき、打者走者が「ダブルベース」の白い部分のみをタッチし、守備がその走者が一塁に戻る前にアピールした場合、走者にはアウトが宣告される (空過と同じ扱い)。
長打や打球が外野に飛んで一塁でのプレーの可能性がない場合は、走者はどちらのベース部分 (白・カラー) に触塁しても構わない。ただし、走者が一塁を越えて進塁しようとして帰塁する場合、白い部分に戻る必要がある。
打者走者が一度一塁に到達したら、それ以降は白いベース部分のみを使用する。
引用元:
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?