レポート: シンアジャイル・ハンガーフライト、組織の分断を解消しアジャイルにする
昨日はシンアジャイルの組織アジャイルチームによる「シンアジャイル・ハンガーフライト」に参加してきました。組織の分断をテーマに、4つのトピックから話し始めのものを1つ選び、5〜6人で話すというイベントです。私も組織アジャイルチームの一員として司会やりつつ対話にも混ざりました。結論から言うと、最高に楽しかったのと本編以上にアフタートークが盛り上がりすごい楽しかった!
ハンガーフライト:ディスカッション
ハンガーフライトとは、雨や嵐などで飛行機が飛ばせないときに、ハンガー(格納庫)でパイロットが集まり各々の経験や知見を共有したことを元々いうようで、シンアジャイルではアジャイルの実践や推進をしている人々が集まる場としてイベントを企画しました。
参加いただいた皆さんはすでに組織の分断に対してさまざまなことを試していて、それが上手くいっている/いってないも赤裸々に語っているのがとても学びが多かったです。分断の話始めのトピックとして、目標設定・KPI、分断解消の場作り、組織構造、コンセプチュアルスキルの4つを用意していました。これらは例えば、組織構造ごとに異なるKPIがあり、それが故に協力体制を築きづらく、その状態を解消するには物事を抽象化と具体化を繰り返すコンセプチュアルスキルを活用しながらお互いが協力できる場作りが必要、といったように複合的に絡んでいることがよく分かりました。ハンガーフライトの時間は3つすべてのルームで活発に議論が行われてそれが共有されることで知識の連結を感じました。
そして間違いなく一番盛り上がったのが、ハンガーフライトのイベント後にふりかえりのつもりで開始したアフタートークです。一旦区切って希望者のみ、ということだったのですが、2ラウンドやったハンガーフライトがアイスブレイクどころか皆さんのエンジンを完全に温めきって全員が思いや考えを繋ぎながら語り合うことができていました。これこそが真のハンガーフライトなのかも?
同時に思ったのは、この熱量が社内で生み出せれば、今日参加したひとりひとりの現場で生み出せれば間違いなく世界は良い方向に進んでくれるだろうと言う確信です。参加者の文脈はいろいろ異なりながらも、アジャイルという一つのことについて真剣に語り合い、仕事のカイゼンを誰もが真剣に望んでました。これはアジャイルがもつ普遍的な価値を改めて思い出させてくれる本当に意義のある時間でした。
運営として
ディスカッション系のイベントなのでハードルが高く感じられるかと思いましたが、登録者26人で参加者16人と、参加率5割を超えてイベントとしてもしっかりした形で開催することができました。個人的には会社の同僚が1名参加してくれたのもとても嬉しかったです。あとは全員がカメラオンで顔を見ながら会話できたのも印象的でしたし、一人一人の真剣な思いが表情も込みで伝わってくることの良さを感じてました。参加いただいた皆さまありがとうございます!
司会としてはふりかえりはできませんでしたが、上述の通りそれを補ってもあまりある熱量をアフタートークで出来たので良しとします。
宣伝
次回はシンアジャイル勉強会チームのイベントが2月8日にあります。
自分の興味あることについて社内で身近な仲間を増やすのに使える勉強会、この勉強会をいかに小さな負荷で実現するかに社内でのアジャイルコミュニティ推進を実際にやられているささきさん、こいずみさんのお二人のお話です。ぜひご参加ください。