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自責と他責のマトリクス

すこし前に自責と他責についての議論がXのタイムラインに流れていました。具体的に何だったのかはもう忘れちゃったのですが、自責も他責もどちらか一方のみ考えるのではなくて、それぞれの視点から考えるのが良いよね、と思ってます。

この自責とか他責における結果責任というのは、悪いことに限らず良いこともあり、軸の一つとして取り入れてふりかえりに使うことができます。

自責と他責のマトリクス

このフレームの良いところは、自分や周囲の良いところを探すせるところと、個人の問題に終始せず、仕組みの悪いところに対して俯瞰的に考えられるところです。「責」という言葉に重たさを感じる人もいるかもしれませんが、だからこそGoodとProblemの両軸があります。また、他責については、Goodは個人について出しますが、Problemは組織や個人に対する不満を出すというより、なぜそういう状況になってしまってるのか、仕組みや環境における課題へと抽象度を一段あげます。

個人でやっても、ポジティブとネガティブの内省、他者への感謝、一段上の問題意識を持てるという点で非常に有効です。このようや責任論というのは、他責だから悪い、自責で自分ごととしてとらえていて偉い、というものではなく、さまざまな視点から事実としてどういうことがあったかを把握するものです。その上で、問題に対して、人々がどう感じているかを理解していくのだと思います。人間なので先に感情が入ってきてしまいがちですが、そうするとどちらか一方の責任に押し付けた意見ばかりになってしまいがちです。そうならないよう、このフレームワークを利用して、一旦整理して考えてみてもらえたら嬉しいです。

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Takahiro Ito
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