【映画レビュー】メットガラ ドレスをまとった美術館 を観て芸術業界に思うこと
年間最低100本は映画を観て、Filmarksの映画レビュー数は1,400本ほどになりました映画好き20代サラリーマンです。
最近のトップレベルに良かった映画、メットガラ
圧巻。これぞファッションの極地、あっぱれでした。
アナウィンターのはんぱないオーラも、ウォンカーウァイの映画以外にも展示会の芸術監督的なこともできちゃうのねってとこも、リアーナのアメリカンドリームつかんだスター感も、ゴルチエガリアーノラガーフェルドトムブラウンの軽いインタビューも、メトロポリタン美術館服飾部門キュレーターの類稀な努力も、全部好きです。月〜金で会社に行って仕事するだけの変わり映えのない毎日を過ごしてる自分には強い刺激でした。
本物の才能が集う一夜、ファッションへの賛辞、関わった人間が一生忘れないであろう展覧会で、人生でここまで全力を注ぎ込んで何かをしたいと思いましたね。
自分はなんだかんだ服も美術もかなり好きなので、美術館キュレーターって最高じゃないか?もしや自分にもできないか?と思い結構調べたけどこれがまた難しい
専門学校でそういう学科に通ってたらどんな人生だっただろうとか今頃何してたかなとか思うことはあるけど、人生長いのでいつか自分が魂ぶちこめるものを決める時が楽しみですね。
それにしても!
ずっと思っていますが、ファッションとかアート業界はもっと評価された方がいいですね。日本ではキュレーターの平均年収が300〜400万円ほどで、全国一般の平均かそれ以下ってのが信じられない。娯楽を生み出す才能が社会的にも待遇的にも評価されてこそ、さらなる娯楽の創造につながるんじゃないでしょうか。
世界的美術館のMOMAのチーフキュレーターで3,000万ほどらしいです。
自分が関わりたくても関われていない、才能が集まるファッションやアートの業界が、さらに刺激的で面白い世界になるといいなと祈ってます。