見出し画像

リトルプレス『面とペルソナ20's』第2号「特集 アバターと仮面、その狭間」発行します

出版レーベル・OMOTE PRESSは2022年末に、現代の「面(おもて)」にまつわる事象を、古今東西の「仮面」「覆面」をテーマに、インタビューやエッセイ、評論、マンガなど様々な形態から見つめる雑誌『面とペルソナ20's』を創刊しました。
このたび2号目となる特集号「アバターと仮面、その狭間」が完成しましたので、お知らせいたします。

表紙画像(絵:カヤヒロヤ、デザイン:保延みなみ)

本特集では、VTuberやメタバースにおけるアバター、SNSのアイコン画像など〝仮想世界における面のようなもの〟について、カメルーンの秘密結社をフィールドワークした人類学者や獅子舞研究家、俳優、VTuber、メタバースの住人など様々な人の言葉や絵を通して迫ります。
新企画として、現代で面をつくっている人にその欲求の源を言語化してもらう連載「面をつくる人20’s」もスタート。陶芸と仮面を融合させた作家、ケモミミのアバター職人、料理店経営の傍ら趣味で仮面をつくり続けている人、3人に登場してもらいました。


収録内容

❖インタビュー
・「憑依の演技性」から考える 仮想空間の面、物質世界の面/佐々木重洋(文化人類学者)
・進化した〝仮面〟で神々の時代が訪れる? メタバース原住民と見つめる、心をきせかえする未来/バーチャル美少女ねむ(VTuber/作家/メタバース文化エバンジェリスト)
❖エッセイ
・はっぱ一枚のユートピア/長井短(俳優/モデル/作家)
・風邪をひいたアイデンティティへ/九条林檎(バーチャルタレント)
・DJ卓から見えた、祝祭空間のアバターたち/たまごまご(ライター/VRDJ)
・獅子舞に没入する人間の未来/稲村行真(獅子舞研究家)
・アイコンを見ている/串岡七瀬(エッセイスト/会社員)
・銀婚式にはプレプレ仮面を/ヘテ(岡田あ~みん研究家/銀婚式で仮面を買った人)
❖評論
・すべてが〈アイドル〉になる世界で――|表現者の人間性が鑑賞され始めることの美的な害悪について/難波優輝(美学者)
❖マンガ、イラスト
・きおくの変遷―表紙の面の物語―/カヤヒロヤ(イラストレーター)
・着ぐるみに包まれたなら/胃下舌ミィ(『僕の心がチューと泣く』『みっちゃんの皮膚』等)
・かける/山中美容室(『地層の女』第4回トーチ漫画大賞受賞)
❖面をつくる人20‘s
#01 人間の視線を和らげる 螺旋力を内包した陶芸の面/坂爪康太郎(陶芸作家)
#02 誰かが前向きになれる ケモミミの女の子の王国/ねこます(アバター職人)
#03 感情を面に吐き出す 料理店にはない創作の喜び/料理店パヴォーネインディアーノ店主
❖世界の仮面から
・熱帯の島々で「著作権」を継承する:マランガンの仮面
・ヴェネツィア貴族の日常の仮面:バウタとモレッタ

ページサンプル

「憑依の演技性」から考える 仮想空間の面、物質世界の面/佐々木重洋
きおくの変遷―表紙の面の物語―/カヤヒロヤ
はっぱ一枚のユートピア/長井短
世界の仮面から 熱帯の島々で「著作権」を継承する:マランガンの仮面
着ぐるみに包まれたなら/胃下舌ミィ
かける/山中美容室
面をつくる人20‘s 中扉

書誌情報

タイトル:面とペルソナ20's 特集 アバターと仮面、その狭間
発行:2024年10月5日発行
判型:B6/表紙片面カラー/本文モノクロ
頁数:140ページ
定価:1400円+税
企画・編集・発行人:黒木貴啓
編集協力:森夏紀
デザイン:保延みなみ
表紙絵:カヤヒロヤ
挿絵:四季ムツコ
発行レーベル:OMOTE PRESS
印刷所:グラフィック

お取り扱い店(※2024/11/10更新)

ただいま、『面とペルソナ20’s』の創刊号を取り扱ってくださった個人書店さんを中心に、各書店に取り扱いいただけないかご案内中です。もし近所に取り扱い店があればぜひぜひ本屋さんに足を運んでお手に取りください(本屋にあるいろんな知と感性に出会ってほしいです)。

●東京都
仮面屋おもて(墨田区・京島)
バックパックブックス(世田谷区・代田橋)
古書ビビビ(世田谷区・下北沢)
SUNNY BOY BOOKS(目黒区・学芸大学駅)
コ本や honkbooks(新宿区・江戸川橋~神楽坂)
●愛知県
ON READING(名古屋市・東山公園)
●京都府
ホホホ座浄土寺店(京都市左京区)
誠光社(京都市上京区)
●大阪府
犬と街灯(豊中市庄内)
●奈良県
とほん(大和郡山市柳町商店街)
●広島県
READAN DEAT(広島市中区)
●鳥取県
汽水空港(東伯郡湯梨浜町)
●島根県
句読点(出雲市)
●鹿児島県
古本屋ブックスパーチ(鹿児島市・天文館)
books selva(鹿児島市役所前みなと大通り公園)

お取り扱い希望の方へ

お取り扱い希望の書店さんいらっしゃいましたら、下記の内容でお取り引きさせていただきますので、ぜひぜひご検討の上、takahiro.kuroki9696🎭️gmail.com(「🎭️」を「@」に変えてください)宛にメールでご連絡ください(担当:黒木)。
喫茶店や雑貨屋など、書店さん以外でもお取り扱い大歓迎です(実際に都内の仮面屋さんにも置いてもらっています)。

扱い:買い切りのみ
卸値:950円(掛け率67.9%)
最低冊数:OMOTE PRESSの他の本とあわせて、計3冊から(『面とペルソナ20's 創刊特集 コロナ禍と面』の店舗向け書誌情報はこちら
送料:当方負担(速達希望の場合は貴店にてご負担願いします)
振込手数料:貴店にてご負担願います
お支払い:納品・請求の翌月末

OMOTE PRESS 直販売ストア(BOOTH)

こちらのオンラインストアでOMOTE PRESSより直販売も行っています。
本号の発送は10月11日(金)以降となること、注文日より発送は4~5日程度いただくこと、ご容赦くださいませ。

イベント、出店情報(随時更新)

下記イベントにOMOTE PRESSとして出店予定です。本についての感想や、面についてあれこれ語りたい人、気軽にお越しください!

  • 2024年10月5日(土)12時~17時@東京・浅草「第13回 TOKYO MASK FESTIVAL」(日本最大級のマスクの展示即売会)にOMOTE PRESSとして出展。新刊を初売りします。たくさんの仮面に囲まれながら、仮面の本を買いましょう。

  • 2024年10月12日(土)12時~17時※雨天順延13日@東京・渋谷MIYASHITA PARK4階屋上「ZINE PARK渋谷」にOMOTE PRESSとして出店します。(←終了しました、来てくださった方ありがとうございました!)

  • 2024年12月1日(日)12時~17時@東京ビッグサイト「文学フリマ東京39」にOMOTE PRESSとして出店します。

  • 2025年1月11日(土)12時~17時@東京・浅草「ZINE FEST TOKYO」にOMOTE PRESSとして出店します。

  • 2025年1月19日(日)11時~16時@ 京都市勧業館みやこめっせ「文学フリマ京都9」にOMOTE PRESSとして出店します。


いいなと思ったら応援しよう!