#403 tomica PREMIUM
Oh! Thanks, thanks, thanks, thanks トミカ~♪
どーも。寒いですね。さて、そんな私はホットウィール派ですが、もちろんトミカも数台持ってます。もちろん? もちろんなの? ま、いいや。
トミカのなにが素晴らしいって、とりあえずヒャッハー!なメリケンブランドとは対照的な精巧さでしょう。エンジンフードは開閉するわ、サスペンションは機能するわ、アルミボディのリベット留めは再現されているわ、ウインカーのサイドマーカーは忘れていないわ、わずか70mmほどの全長の中に日本人気質が炸裂。ニコンのフラッグシップ機を覗いているかのような精妙巧緻感があり、これに比べるとホットウィールなんかトイカメラっすよ、トイカメラ。
そのぶん、お高いんでしょう?……と思いきや、ここまで作り込んでおきながら、お値段たったのキュウヒャクサンジュウゴエェェェ~ン! さっきアマゾンで検索してみたら、今時は500円台とかで普通に流通しているらしく、さらに驚愕。出木杉君にもほどがあるというものでしょう。
そう、あえて難癖をつけるとすれば、完璧すぎること。ただ飾っておくだけの存在になってしまい、先日のホットウィールみたいに「バンパー、塗り替えよっかなぁ」なんて気にはとてもなれない。
たとえるならあれですね。トミカは小西真奈美で、ホットウィールは本上まなみ、もしくは唐橋ユミ。小西・トミカ・真奈美を撮るなら、声も届かない800mmの望遠レンズでいいけど、本上・ホット・まなみ、あるいは唐橋・ウィール・ユミは、24mmで接写したい感じ。わかる? わかんねぇよ。
それはともかく。ホットウィールって、安い中古車を買った時みたいに(前段のながれからすると、ものすっごい失礼な表現になってる気がする……)、擦り切れたり、色落ちしたり、凹んだりしている部分を元に戻していく楽しみがある。買った時よりもだんだん状態や調子がよくなっていき、それによって愛着が上乗せされていく感じ。その意味でトミカは新車。新車だから、手に入れた時の状態が一番ピークで、それができるだけ低下しないように洗車とワックス掛けに必死になってしまう感じ。
クルマもバイクもたくさん買ったけれど、懐かしく思い出されるのは中古車ばかり。新車でその体験ができるのは、たぶん今の軽トラくらいではなかろうか。
とはいえ、トミカがシャープで美しいのは間違いない。さすが対象年齢が6才以上なだけのことはある。一方のホットウィールは3才以上。エッジは利いていないけれど、そのぬるさがもたらす癒しの力が魅力と言えましょう。俺? ゴジュウイチですよ。