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日吉Napで歌をうたう【092/200】

ヤマカワタカヒロです。

10/3土は久しぶりに弾き語りライブでした。
日吉Nap最後の3公演の初回、最新セットリストでの7曲。

会場にお越しくださった皆様、ライブ配信でご覧くださった皆様、本当にありがとうございました。

1週間ほど、アーカイブが残るそうですので、よろしければご覧ください。


普段からNap店長の竹村さんから「今の気持ちを表現しよう」「新曲を書き続けよう」とアドバイスをいただいているのもあって、久しぶりのNapのステージだからこそ、最新の曲・最新のチャレンジでセットリストを組みました。
そして、この1年間、全くの未経験から練習をしてきたピアノ弾き語りにも挑戦しました。

【10/3セットリスト】
 1. 忘れないこと
 2. 12月の紫陽花
 3. 応援歌(Piano)
 4. 街路樹(Piano)
 5. 羨望症候群
 6. Compass
 7. ネイバーブレイバー


少し、セットリストについて書きたいと思います。

今回は3つのパートに分けて組みました。

この日が、僕の友人とのお別れからちょうど1年だったこともあり、1曲目は彼への想いを書いた「忘れないこと」を。
前奏なしの歌始まりの曲でライブを始めました。
「12月の紫陽花」へ続き、前半2曲をアコギ指弾きで、静かに聴いていただく立ち上がりにしました。

息をすること、脈や鼓動を感じること。
そんなことを考えながら、歌いました。


中盤はピアノ挑戦コーナーとして「応援歌」と「街路樹」の2曲を。

昨年の10月からピアノを始めてちょうど1年。
音楽について、本当にいろんなことを学んでいる実感があります。
コード理論やリズムの考え方や曲の構成など、鍵盤で考えることでこんなにも広がりと奥行きが出るものなのかと。
もともと単純にピアノを弾けるようになりたい、という純粋な気持ちに加えて、鍵盤を学ぶことで創作活動の幅を広げたいと思っていたわけですが、想像以上に学びが多いと感じています。

学ぶほど、音楽の奥深さと、一流アーティストのすごさと、自分のレベル・足りないことが見えてきて、正直、自信を喪失する面もあるけれど、視点を変えて、これから20年くらいかけて成長していこうと思うと、人生の楽しみが増えていいなとも思います。
そう思えるのも、6月に開催した「LIVE YELL 2020」のAsumaのパフォーマンスのおかげな気もします。

彼の努力と、ギターや歌の成長を思い起こすと、僕だって負けていられないなと、改めて純粋な向上意欲を取り戻すことができます。

「失敗したっていいんだ」
「ステージの上ではお客さんに対して責任を果たせ」
「お客さんが何を観にきてくれているのかを考えよう」

Asumaに伝えてきたそんな言葉たちを、今度は自分に投げかけて、ピアノ弾き語りに向き合いました。

今回のセットリストで唯一の初期曲「応援歌」は、相方のフジモトヨウヘイが学生時代に書いた曲。僕はこの曲にいつでも励まされながらこの20年やってきた気がします。ピアノ練習の1曲目として選んだこの曲を、今回も歌わせてもらいました。

今回初披露となった最新曲「街路樹」は、ギターで原曲をつくり、フジモトや、ピアノレッスンをしてくださっている先生に指導を受けながら曲の構成やアレンジをつくってきました。
今回はいくつもミスを出しながらの演奏となってしまったわけですが、挑戦してよかったと思っています。
温かく見守ってくださったお客様皆様に、心から感謝しています。
これからもっと練習して、いい演奏をできるようにしていきたいし、その過程をぜひ一緒に「育てゲー」のような感覚でお客様にも楽しんでいただけたら、なんて、調子のいいことをお願いしてごめんなさい。


後半はギターに戻って、アップテンポ系の3曲で締めました。

「羨望症候群」「Compass」は2019年に、「ネイバーブレイバー」は2020年のコロナ前に書いた曲です。

「ネイバーブレイバー」は、会社員として働きながら、災害ボランティアで様々な被災地の支援を続けている友人の姿からインスパイアされて書きました。

昨日を失ったって 今日は奪えないんだって (ネイバーブレイバー)


数えきれない災害に続けてコロナ感染拡大が起こって、どんどん世界が混沌としている。
ネイバーブレイバーの歌詞は、今の自分にとっても、勇気をくれます。
僕自身、歌うことでもらっている勇気。それに近い感情を、もしも、聴いてくださった方に少しでも感じていただけていたら、なんて心から願いながら、この曲をこれからも歌っていきたいと思います。

日吉Napが11月中旬で幕を閉じると聞いて、これまでの感謝を伝えるライブ。
今回は、”最新のチャレンジ”という軸を置きつつ、もう一つ、テーマが通っていたように感じます。

こんな時代に、こんな僕らが、笑顔で毎日を生きていくために。

誰かを責めずに、世界を恨まずに、明日を創っていくために。

これからも歌っていきたいと思います。


次回は10/24土、ヤマカワタカヒロ&フジモトヨウヘイとして、日吉Nap初期に出演していた頃のライブを再現したいと思っています。

また、会場で、配信先で、会いましょうね。

noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。