夢みたいな一日だったな 【214/200】
夢みたいな一日だったな。
一夜明けて、改めてそう思う。
the Brand-new Amsterdamの再始動ライブを「真昼の月 夜の太陽」でやれたこと。
多幸感最強のサルパラダイスをはじめ、最高にクールなバンドの皆さんと対バンできたこと。
心から音楽を愛するお客さんたちに囲まれて演奏できたこと。
何かと気負いがちな僕だけど、今回は輪をかけて緊張してた。
ソロ弾き語りでやってきた6年間が、たくさんの仲間たちと居心地のいい居場所をつくってくれた。
でも、そのままじゃ先に行けないことはわかっていたし、もっともっと音楽に入り込んでいきたかった。
昨年末のワンマンライブの準備をしている中で、バンドの再始動が見えてきたことで、覚悟が決まった気がする。
昨夜の出番の前に、来場してくれたAさんからこんな言葉をかけてもらった。
しっくり来た感じがした。
そうなんだよな、僕は音楽以外のことにたくさんの時間と気をつかってきたんだ。
ステージの下でも、ステージの上でも。
それが結局、自分を苦しめてきたことも、わかってた。
多くのミュージシャンがそうだと思うけど、ライブに来場してくれること以上の喜びはない。
ライブに来てくれるということは、
ライブの告知に気づいてくれて、
他の予定と調整をしてくれて、
時間とお金とエネルギーの注ぎ先として最優先してくれる、ということ。
そして、それをリピートしてくれることが、いかに有難いことか。
誰かに推してもらえるということは、そんな奇跡みたいなことなんだよな。
あれこれ気を遣うことをやめて、自分のやりたいこと、表現したいことに没入していいんだ。
いや、そうしないと、それだけの調整と選択をして観に来てくれたお客さんに申し訳ないんだ。
対バンの962さん、朱夏TONEさんの演奏を観ながら、純粋な音楽の喜びを感じて、変な気負いを降ろして、ステージに上がることができた。
the Brand-new Amsterdam名義、ヤマカワタカヒロ名義、特に意識することなく、今の4人で鳴らしたい曲を選んだ。
とにかく、楽しかったな。
4人で音を合わせることのこれ以上ない喜び。
ラストの「歓喜」は、自分の気持ちにすごくフィットした感覚があった。
会いに来てくれて、本当にありがとう。
ただ、それだけ。
ただ、それだけを、僕は望んでいる。
人はどうしても飽きてしまうものだし、優先順位も変わってゆく。
バンドを続けていくことも、お客さんに会いに来てもらうことも。
夢みたいな一日に、あとどれだけ出会うことができるだろうか。
そのひとつひとつを、どうか、あなたと一緒に過ごせますように。
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■ ヤマカワタカヒロのWork
<音楽活動>
《New Release》
《歌の写真集》
《ライブ・イベント予定》
4/15(土) ヤマカワタカヒロ企画ライブ(弾き語り)@下北沢LOFT
『ライブ! 年の差なんて 〜4人で真春の紅白歌合戦~』
<社会活動>
〜すべての子どもたちへ「安心できる居場所」と「生きる力」を〜
特定非営利活動法人HUG for ALL