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フグ処理師実技試験終了

実技試験が終了しました。結果から言うと100%落ちていると思うのですが敗因から。
実技試験はみなさん先にヒレを取って皮を剥ぐと思うのですが、高知県ではそこで内臓の仕分けやカエルの処理に入らず皮を剥いだらとうとう身剥ぎと鮫皮引きを先にすることが固定となります。
今回は鮫皮引きに問題がありまして、この作業で35分のうち25分を使いタイムアウトになりました。
大きな原因は初めての皮引きだった事と、切れない包丁で15分ほど全く作業が進まなかった事。
途中で切れる出刃に持ち替えてコツを掴むも残り10分になり時間的に内臓分けができなくなる為雑に皮引きをして終わらせて残り3分で内臓を除去し、カエルに手をつけられず終了しました。
試験官の方が開始前に言っていましたが『他県では小学生が受かっている話もあるが半端な仕事をする人に資格は与えられないから実技試験はとても厳しく合格率も低いですよ。』との事なのでこういった順序になっているのかもしれません。
つまりは『まず鮫皮引きがきちんと出来るレベルである事』が重要だと思われます。
時間配分的に鮫皮引きまで15分で終わらせられれば内臓処理と可食部のクリーニングが時間内に終わります。
例えば鮫皮引きを最後に回して良いとなると、内臓分けなどにはそんなに時間がかからない為鮫皮引きを最後に回し落ち着いて作業出来、最悪少し荒い出来でも減点で済むことになります。
そうする事で遥かに難易度が変わる為『この地区の試験はまずは鮫皮引きが出来てこそ受かる』と考えました。
また鮫皮引きですがやってみた感じ切れる片刃包丁と木のまな板は必須です。
後半コツを掴んで白皮が少し出来る様になりましたが木のまな板だと滑らないと思います。
試験自体に結構なお金がかかるのと、フグの冷凍は100万円ほどする急速凍結機が必要なこともあるので暫く受験は見送る予定です。
挑戦される方は実技で『木のまな板、切れる片刃包丁』を必ず持っていくことをお勧めします。
因みに切れない包丁を持っていくと刃が棘の下に入らないので皮と包丁が一緒に進んでしまいます。
切れる包丁だと棘の毛穴の下を切って進めます。
捌く順序が指定なので入試などで使われる『出来るところからやる』という方法は使えません。今回の様に工程の指定がある地区では鮫皮引きが出来ない人はそこでタイムアウトになります。
未熟(ですら無いけど)だからこそ受からなかった結果と考えて今季から始める干物加工でお金が貯まったら然るべき場所で練習させていただき再度挑戦しようと思います。
愛媛県の合格率は公開されていますが高知県の合格率が公開されていない理由が何となくわかりました。
多分今回も合格率は低いと思います。合格率を10%減らした私が言うことではありませんが😭

いやー!鮫皮引き難しかったけど後半コツを掴めて良かったです。もし受けたい方がいましたら鑑別や筆記は暗記なので実技の鮫皮引きを練習してみてください。内臓とカマの外し方はYouTubeでたくさんあるのでそんなに難しくは無いです。
とりあえず気持ち切り替えて干物作り頑張ります!サバフグ扱いたかった😭

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