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【本音レビュー】1年半使ってわかった、FUJIFILM X-H2のメリット・デメリット

今回は、約1年半使い続けている富士フイルムのミラーレスカメラ「X-H2」について、レビューしてみようかなと思います。

当方、風景・旅行の写真をメインに撮影してる身ですが、そんな自分視点でのガッツリ機材レビューになります。

今回、機材レビューを行う当方のバックボーン情報は以下です。

・X-H2とX-T5を同時に購入し、1年半以上使い続けている自分の視点
 →特に「写真」において受賞歴があるフォトグラファーの視点

・SONYを10年近く使ってきた経験からの比較
 →フルサイズセンサーとAPS−Cセンサーの違いもよくわかっている


・静止画、タイムラプス、動画の撮影を行う視点
 →写真だけでなく、動画撮影も行っている

富士フイルムのカメラに興味がある方X-H2とX-T5のどちらを選ぶべきかで迷っている方に向けて、リアルなレビューをお届けできればと思います。

風景やスナップ、ポートレートを撮影している方や、是非みなさんの最適なカメラ選びの参考になれれば幸いです。

今回のレビューの流れですが、

  • 「X-H2の得意なところ」

  • 「X-H2の苦手なところ」

  • 「まとめ

と言った流れになります。

特に苦手なところもガッツリレビューしてますので、購入検討してる方に参考なれば幸いです。

では機材レビューへ続きます。


機材レビュー(X-H2の得意なところ)

1. 機材が非常にコンパクトなところ

15mmから600mmのレンズ郡とボディ1台の構成
150-600mmのレンズが横位置で入るのはAPS-Cならでは。

APS-Cセンサーのカメラなので、現在主流であるフルサイズセンサーのカメラに比べて、全体的に小さく、持ち運びやすいです

特に超望遠レンズ(100-400mm)が顕著で、フルサイズ換算で150-600mmとなり、通常だったらこのクラスの機材は、カメラバッグに収まりません。

なので、カメラバッグ選びで悩まされるのが超望遠レンズと行ったところです。

他メーカーの70-200mm(もしくは100-400mm)と同じくらいの収まりで運用できるのが、このカメラのマウントかなと思ってます。SONYで言うならばSEL100400GMと同じ位の大きさがXF100-400mm(150-600mm)です。

2. 画素数の優位性

X-H2は4000万画素あり、しかもセンサーサイズはAPS-Cセンサーという富士フイルムだけの特別な規格です。

他メーカーだと2000万画素クラスが限界だった気がします。

自分は4000万画素のサイズで現像作業からプリントまで一環してずっと続けているので、そこを維持できつつ、サイズダウンができたのはホント理想でした。

以前、使っていたSONY α7R3から乗り換えて2年近く経ちますが、今もなお使い続けてる次第です。

3. 連続撮影枚数がそこそこ優れている

CF Express Type BとSDカードのダブルスロット。
この構成で圧倒的な画像処理(保存)の速度がアップ。

一般的にはカメラの「撮影バッファー」と呼ばれるものが存在しており、要はどれだけ連続で撮影出来る枚数があるかと言った話です。

具体的には以下のような仕組みで、撮影バッファー枚数が決まります。

・カメラ本体の性能で連続撮影枚数を増やすケース
・性能の良い記憶媒体を用いて、連続撮影枚数を増やすケース

フラグシップ機材のカメラなんかは、カメラの性能で頑張るケースが多いのですが、この富士フイルムのX-H2は性能の良い記憶媒体を用いて、連続撮影枚数を稼いでるパターンです。

具体的に、X-H2ではCF Express Bと呼ばれるタイプの記憶媒体を利用できるため、カード側の処理が非常に優れています。つまりボディで足りてない性能の部分を、優秀な記憶媒体の力を借りて、対応できるようになるわけです。

これは非常に合理的で、素晴らしい物だなと改めて納得できました。
肝心の連射枚数は、

「連続記録枚数は非圧縮RAW+JPEGが104枚」
(メカシャッターでの約15コマ/秒連写時)

これだけ連射撮影できれば十分対応できるので、ほんとにオススメです。

ちなみに同条件でX-T5の場合は15枚くらいまでしか撮れません\(^o^)/オワタ

連射をしたい方はX-H2を選びましょう。


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