YouTube切り抜き動画に思うところ

YouTubeで最近切り抜き動画が増えました。
西村ひろゆきさんやメンタリストDaiGoさんなど、長い動画をテーマ毎に切り抜いて編集している動画チャンネルが多く見かけます。
その切り抜きチャンネル自体が一つや二つではなくたくさんあります。

古くは有名ゲーム実況者の長いゲーム動画から面白いシーンをピックアップした切り抜き動画が始まりだと思います。

実況者とは別の人が、投稿者に許可をもらい、面白い部分を切り抜く専用チャンネルを作り、収益の一部を元の人へ還元するWIN-WINな仕組みです。

今回気になったのが、切り抜き方についてメイン動画と差別化が不十分だなーと思ったので、必要な要素を切り分けて考えてみようと思いました。
せっかく複数チャンネルあるのにターゲットが重なりすぎな気がしました。

まず、切り抜き動画の需要はどこから来るのか。

メインチャンネル動画では長尺で見る気が起きずファンにならなかったが、元々興味があり短い時間ならみたいという人。
検索と時短機能が評価される訳です。
その場合、トーク内容のテーマ毎に切り抜いただけの動画でも需要があります。

次に、メインチャンネルのテーマでは興味のなかった人へのアプローチを考えます。
メインチャンネルのジャンルとは違う側面から意味づけを行います。

例えるなら、メンタリストDaiGoさんのチャンネルは心理学知識やエビデンスベースの悩み相談の生配信で、人間関係、恋愛や、将来のことについての相談が多いです。

これは単純に、恋愛特化の切り抜きにして、インフォグラフィックなどで図解すれば、恋愛HOWTOチャンネルとして別の需要を開拓出来ます。

単純な切り抜きですと、どうしてもメインチャンネルと似たような人の需要しかありませんが、ジャンルを限定して、他の要素を掛け合わせると独自のオリジナルチャンネルとなります。

別の例で言うと、不安対策に限定したチャンネルなら、不安くんというオリジナルキャラを作って、質問内容を実際に声を出して読み上げるパートを動画に追加すると会話形式での切り抜き動画が可能です。
元の動画は編集の要素が少ないので、逆に編集次第では元の動画以上に需要を掘り起こせます。

テレビ番組で難しい言葉が出れば解説テロップがでるように、トークだけで伝わらない事を補助するだけでも動画の需要は高まります。

バーピー運動の話題が出れば、バーピーの実践動画や図解を挟んだり、英語の略語は元の英文を解説するだけで助かります。

もっと新しい需要を開拓しないと、、メインチャンネルへの恩恵もあるから頑張ってほしい。

結局言いたかったのは、もっと特化チャンネルとして差別化出来るところがあるのに、このまま似たようなチャンネル量産するのはもったいない!と感じた次第です。

以上。

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