断熱でリモートワーク環境を改善〜省エネかつ快適な作業環境にむけて
私が働いている Ubie Discovery はリモートワークで働いているメンバーが多い会社です。私も完全にリモートという程ではないですが、大部分の作業を自宅でしています。家で作業していると、家族とのコミュニケーションが増えているのを感じています。
自宅作業環境の問題点
自宅での作業とその環境は気に入っているんですが、夏と冬に快適性が損なわれるのが悩みどころでした。つまり部屋の温度が夏は熱く、冬は寒くなりがちです。エアコンをガンガンに発動すればなんとかなるんですが、特にに昨今は光熱費上がっているだけに、コストがかからないように工夫したいと考えています。
単純には家の照明に使われていた、白熱光を有機ELに取り替えるだけでも電気代が少し下がります。しかし、我が家の電気料金の大部分はエアコンであり、家の温度を快適に保ちつつ電力を下げなくては効果は十分ではありません。
最近の住宅の断熱性能
家の電気代(光熱費)を考えるとときに家の断熱性は重要です。家の断熱性が高いと、冬であれば一度温めてしまえば魔法瓶のよう暖かさが持続します。逆に断熱性能が低いと温めた空気が短い時間で外の寒さが伝わることによって無くなってしまいます。そのため、最近の家はかなり断熱性に気をつけて作られています。
一般にもっとも家の熱が逃げていくのは窓と言われています。そのため最近の住宅だとペアガラスや樹脂サッシを使うことで窓の断熱性能をかなり改善しています(参考:樹脂窓って何?)。
我が家もペアガラスと樹脂サッシを取り入れているので、一回温めればしばらく暖かさが持続するはずです。しかしなぜかそうはなっていませんでした。料金を気にしてあまりエアコンを使わないようにしているんですが、やはりもう少し快適にしたい。。
我が家の断熱性を高める
家の寒さの原因を考えると、大きなものは2つありそうなことが分りました。一つは引違いの掃き出し窓、もう一つは玄関です。特に掃き出し窓は人の身長程度の大きなもので、その分エネルギーが逃げていってそうでした
(冬にこのガラスの前に立つと寒さが伝わってきているのが分ります)。
掃き出し窓は引き違い窓の形をしているんですが、この引違い窓、気密性、断熱性が他の窓に比べて低いことが知られています(詳しくはこちら)。
断熱性に劣る掃き出し窓の断熱性を高められないかと考えていたころ、Youtubeで断熱に関する動画がかなりの数存在することを知りました。色々見てみると窓の断熱性を手軽に高める方法は以下の2つがありそうでした。
窓ガラスに樹脂を貼り付ける
隙間を塞ぐ
窓ガラスに樹脂を貼り付ける方法は、緩衝材のプチプチなどの樹脂を窓ガラスに貼り付ける方法でかなりの効果がありそうです。しかし、大きな窓に貼り付けるとちょっと外から見たときの変に思われる可能性があるので、隙間を塞ぐ方法を試してみました。
窓サッシの隙間を塞ぐ
動画を見ていて 隙間テープ の存在を知り、早速買ってつけてみました。窓のサッシも白色なのでわかりにくいですが、窓とサッシの結合部分をテープで塞いでいます。
つけてみたところ、体感できる程度に効果がありました。具体的には窓の前に立っても底冷えする感じがほとんどなくなりました。
気分を良くしたので、浴室の引違い窓にも隙間テープをつけてみました。こちらもかなり暖かくなったように感じています。これまでお風呂入るときにかなり寒くて風呂場に行くのに躊躇があったんですが、風呂場の気温が部屋の温度の延長線ぐらいになってストレスがかなり軽減したのを感じてます。風呂場の気温が上がっているのでヒートショックを防ぐのにも効果があるんではないかと勝手に考えています(要検証)。
番外編:屏風を置く
寝室にも掃き出し窓があり私はその横で寝ているんですが、真冬になると外気から伝わる冷気が激しく毎年数回は体調を崩していました。
Nature Remoで朝方にエアコンの設定温度を上げるように設定することで大分抑えられる様になってきたんですが、それでも稀に朝方にエアコンの温度を上げる命令が実行されない時があり、体調を崩すことをがありました。そこで更に改善したいと思い掃き出し窓とベッドの間に発泡スチロール製の屏風を置いてみました。
屏風が窓からくる冷気が直接当たるのを防ぐのを狙っています。
風を置いたのと、隙間を塞いだののどちらが効果があったかはわかりませんが、今年は冷気から体調を壊すことなく冬を乗り切れました。
まとめ
快適な自宅作業環境を作るための取り組みについてまとめてみました。