VIXの市場操作疑惑?日経平均VIは?
このところ金融市場を騒がせているVIXだが、市場操作疑惑が出てきたようだ。記事の内容から詳細は分からないが、「操作」の対象になっていたのは、VIXの指数と先物いずれの可能性もあるようだ。事の行方に注目したい。
さて、VIXは米国の株価指数であるS&P500を基に算出されているものだが、VIXの日本版として、日経平均ボラティリティー・インデックス(日経平均VI)というものがある。これは、VIXと同様に日経平均先物オプションの価格を基に算出された、日経平均の予想変動率を表わしていると言われている。そして、これもまたVIXと同様に、日経平均VIと連動した金融商品が取引されていたり、これを目安として株式の売買を行う市場参加者がいるのである。
そういう訳で、私も日経平均VIの動きは日々チェックしているが、昨日(2月13日)の日経平均VIは、少しおかしい動きをしていたので気になっている。下のチャートは日経平均VIの日中の動きを表わしているが、赤い矢印で示したところで、指数が急激に上昇・下落しているのが分かると思う。瞬間的に指数が3~4程上下しているが、このような動きはあまり見たことが無く、何か人為的な力が働いているのではないかと気になった。指数を公表している日経平均の公式サイトに変動の理由を照会しているところである。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26877030U8A210C1EAF000/