年金ポータルキャラ2

オプション試算が反映されない未来はない!


小黒先生の記事の最後のまとめ部分です。

財政検証では毎回どのシナリオの妥当性が高いか論争になりますが、政府は明らかにしていないわけです。しかし、実現する確率を考えれば、ケースⅢよりも慎重なシナリオであるケースⅣ・ケースⅤ・ケースⅥを想定するのが妥当であり、現在62.7%の所得代替率は50%を下回る可能性が高いことが読み取れるはずです。

財政検証で今重要なことは、本体試算だけを取り上げて、経済前提の確率がどーのこーのと論ずることではなく、経済前提に関わらず給付水準を上げるための制度改革(=オプション試算)を如何に実行に移すかということではないでしょうか。

オプション試算で示された改革案が着実に実行できれば、悪い方から2番目のケースVにおいても、所得代替率は54.9%と50%を上回ることになります。

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オプション試算が反映されない未来はない!

ということを改めて強調したいと思います。


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