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証券会社、店舗増の勝算は~株相続の個人取り込み

この記事によると、株式を相続によって手にした人たちを取り込むために、証券会社の店舗数が増えているということです。

ところで、相続した株式を売却して現金化する場合には、取引手数料に注意した方が良いです。

下の表は、大手証券会社とネット証券の取引手数料を比較したものです。例えば、1000万円の株式を売却した場合に両者の間で取引手数料には8万円近い差があるのです。

© takahay715

例えば、被相続人の証券口座が大手証券会社の本支店にある場合は、相続人の口座も同じ証券会社で開設して相続した株式を移管するケースが多いのではないでしょうか。しかし、相続した株式を売却しようとして電話で注文したりすると、高額な手数料を取られてしまうことになります。

そこで、手数料の安いネット証券に口座を開設して、そこに株式を移管してから売却することをお勧めします。移管にあたっては手数料を取られることがあります。移管手数料は証券会社によって異なりますが、例えば1000株で5000円程度です。

某大手証券では、昨年までは他社に移管する場合の手数料は無料でしたが、今年から有料化しています。これも、囲い込みのための施策でしょうか。移管にかかる手数料と売却する際の取引手数料の差をよく比較検討した方が良いでしょう。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO30037950R00C18A5EE9000/

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