おじさん、女性のランチタイム邪魔しないであげて
今目の前で、おじさんのマシンガントークが繰り広げられている。ここは喫茶店で、聞き相手は仕事の休憩時間にランチをとりに来たという女性。さっきから面倒くさそうに「うんうん」しか言ってない。
一方でおじさんは話が弾んで弾んでしょうがない。投げたボールが返ってこなくても、楽しいタイプの人だ。
この手のタイプの人に、私は恐ろしささえ感じる。会話のキャッチボールが成り立ってなくても話が続けられるのなら、モノに話しかけたら?と思ってしまう。
私があの女性だったら、STOP!とも言えないのでただの雑音としか捉えられない。
女性の気持ちを知ったこっちゃないけど、
束の間の休憩時間を奪わんであげてくれ、思う。
一通り話終わってご満悦な様子で帰っていくおじさんを、内心モヤモヤしながら見送った。
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