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理事、監事にはどんな人がなればいい?

大学運動部が設立する一般社団法人についてのお話です。

先日、とある大学運動部様から「理事や監事にはどんな人がなればいいか?」という質問を受けました。
ということで自分の意見をまとめてみます。

■前提

大学運動部が設立する一般社団法人は、収入源としてOBOGからの寄付、父母会からの寄付がメインとなってくるので、「非営利型一般社団法人」にすることがマストです。
「非営利型一般社団法人」の場合、理事は最低3人必要です。
また、企業協賛を多く集めたいと思うので、法人運営の透明性を高めるため、理事会を設置するとともに、監事も1名以上選任しておいた方がいいでしょう。

■理事・監事の役割

1.理事の役割
おおまかにいうと法人の業務をおこなうこと(執行すること)が理事の役割となります。

2.監事の役割
理事の業務の執行状況や、会計が適正におこなわれているかをチェック・監督することが監事の役割となります。

■理事にはどんな人がなればいい?

大学運動部が設立する一般社団法人ですので、その部のOBOGが理事になることが一般的です。
上に理事は最低3名と書きましたが、3名の役割分担は以下のようにすると運営がスムーズだと思います。

① 部の活動を監督、マネジメントする立場の方(監督やGM)

② 大学本部やスポンサー、企業、自治体など、対外的な折衝を行なう方

③ 社員総会の運営、その他法人の事務全般を担当する方

①と②の役割をひとりでこなす方がいる場合、その方のサポートとして理事が1名ついてもいいかもしれません。

■監事にはどんな人がなればいい?

監事が1名のみの場合、会計のチェックに重点を置くのであれば公認会計士、理事の業務執行のチェックに重点を置くのであれば弁護士のどちらかに監事をお願いするのがいいと思います。
もし監事を2名選べるようであれば、公認会計士1名、弁護士1名の2名体制にしておけばバッチリですね!

歴史のある部でしたら、OBOGの中に公認会計士も弁護士もいらっしゃると思うので、OBOGに依頼すればスムーズだと思います。


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