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AUMA News 2021/12/21

(出典元: AUMA)

見本市にとって劇的な1年となった2021年: 来場者・出展者が85%減

見本市の場としてのドイツは、2年連続でコロナ禍による甚大な経済の落ち込みに立ち向かわなければならない。 2021年は、予定されていた380の見本市のうち、わずか101件のみを年の後半に開催することができた。ドイツ全土で見本市が再び開催できるようになったのは、9月になってからのことだ。ドイツ産業見本市委員会AUMAの速報値によると、ドイツの見本市会場では、約70万㎡の展示面積、35,000の出展者、210万人の来場者がカウントされた。これは、コロナ禍以前の平均的な見本市と比較すると、85%少ない出展者と来場者の数である。

AUMAのドイツ見本市事業部長であるヘンドリック・ホッホハイム氏は、次のように述べている: 「2021年、我々は再び2020年のような大幅ダウンを見込まなければならない。見本市主催者の売上高の減少は、少なくとも70%に上るだろう。苦しい状況だ。我々の希望の光は、検証済の安全衛生基準の下でこの数ヶ月間に開催することができた見本市が、共に高い顧客満足度を示していることだ。海外からの参加者に対する厳しい入国条件にもかかわらず、ドイツの国際見本市の多くは国際的な比率が高かった。これは、見本市が顧客から切望されているということを明確に示している」。

多くの主催者は、特に中止となった見本市に対し、バーチャルプラットフォームを開発してきた。9月までに、年間約60件のデジタル見本市が行われた。ヘンドリック・ホッホハイム氏は言う: 「今後、デジタル形式はより一層見本市の一部として組み込まれていくだろう。我々の調査では、対面式見本市と連携したハイブリッド形式の方が、純粋なオンライン形式よりもはるかにリード獲得に適していると企業は考えている。イノベーションと対面での接触、ビジネスの開始と偶然の出会いの場として、対面式見本市は必要であり、切望されるだろう。これは、2021年というコロナ禍の年にもはっきりと示された。 9月にドイツ全土で見本市が再び開催可能になって以来、バーチャルサービスへの要望はすぐさま減少した」。

2022年については、390の見本市がドイツで予定されている。 1月と2月については、立て続けに4~9月への延期や、早速中止が決まった見本市もある。確実に計画できる状況にないことが理由だ。

2020年は、予定されていた355の国際/国内/地方見本市のうち、わずか114件のみを開催することができた。AUMAの計算では、約250万㎡の展示面積に、出展者は70,000、来場者は430万人に上った。これは、コロナ禍以前のイベントと比較すると、すでに約70%の減少であった。コロナ禍以前の直近の結果では、約830万㎡の展示面積、238,000の出展者、1,560万人の来場者が記録されていた。

翻訳:株式会社ノイ

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