展示会と見本市の話
ノイの仕事は、展示会や見本市に出展する企業のブースをつくることです。
1983年の創業当時から、ドイツで開催されるイベントに出展する日本企業に向けて、ブースをつくってきました。ドイツということで、私たちはメッセという言葉に慣れ親しんできました。
Messeというドイツ語のことばは、日本語にすると見本市となるのが私の理解ですが、国内ではイベントそのものを展示会と表現するのが主流です。
英語では trade fair や trade show と言い、貿易、取引につながる商談のためのイベントという意味がはっきりと受け取れます。
展示会と見本市という言葉の考察を、過去のノイジャーナルで試みたことがありました。今回は、そちらの記事のリンクを紹介させていただきます。
基本的に海外のイベントは、見本市という表現がよりしっくりきます。 市という言葉が入っていることで、Marketの意味合いが加わり、貿易・取引のための商談が活発に行われるイベントとして、イメージがわきます。
ドイツのメッセという言葉は、なるべく見本市と呼ぶよう心がけています。ただ日本のお客様には、逆にわかりやすく展示会と表現したりもします。
国内のイベントが展示会の方がしっくりくるのは、どちらかというと trade fairやtrade showではなくてExhibitionとしての要素が強いからでしょう。
展示会と見本市、上手く使い分ける二本立てが一番ですね。
ニホンダテの最たる例は、我々自身がニホンとニッポンを使い分ける、ここ日本という国にありました。
以上。
takahashin1, NOI